<質問>ボールを相手からカットするときやドリブル中に相手のプレッシャーが来たときの腕の使い方を教えて下さい!

<回答>相手からボールを奪う時、ドリブルしている時に相手のプレッシャーからボールを守る時、腕の使い方は生命線になります。『手を使ってはいけない』というルールがありますが、ここで意味する手は指のことであって腕ではありません。

人は片足で立った時にバランスをとるために、腕を横に広げます。プレーをしている時も常に片足立ちの状態なので、腕を張ることは極自然な動きです。相手とコンタクトする局面で腕を張らなければバランスをとることは難しくなります。また、腕を使わないと、相手のプレーエリアに入り込んだり、自分のプレーエリアを守ることは難しくなります。しかし、腕をうまく使えていないシーンを非常に多く目にしています。では、どのように腕を使えば良いのか。

腕だけにフォーカスすると、腕を45度位にあげて、手のひらを自分の後ろに向けて、相手を抑えます。相手との距離によって、肘の角度を調整して対応します。より大きな力を発揮するためには、腕だけではなく、肩甲骨を寄せて、背中の筋肉も効くようにします。体幹部+腕の筋肉(上腕三頭筋)で相手のボールを奪い、自分のプレーエリアを守るのです。

このような差し手争いとも言われる腕の使い方ができていない選手が多いのが現状。このスキルを身につけることができたら、1対1の局面でかなり優位になることができますよ!更に言えば、この身体の使い方なくして、上のレベルでは闘えない!とも思っています。