<質問>DFをやっています。ロングフィードを正確に蹴るには何が必要ですか?

<回答>正確なロングフィードを蹴れるようになるためには、安定したフォームと距離感を掴むためのトレーニングが必要になります。

安定したフォームとは、毎回同じフォームで蹴れるということです。まずは、軸足の安定性。踏み込みの動作で着地した時に身体全体がピタッと止まれるようにしていきます。その時の姿勢は、肩甲骨が寄り、骨盤が前傾して、腰にアーチ(曲線)ができます。そして、腕を張り、身体全体のしなりを使って蹴ります。この踏み込みから脚のスウィング動作を、身体がぐらつくことなく、毎回同じようにできるようになることが必要になります。そして、蹴りたいボールの軌道に合わせて、同じフォームで、ボールにコンタクトする位置や足首の角度、力の入れ具合を変えていきます。

効果的な自主練の方法として、30m〜50mの間にコーンをいくつか置きます。そして、コーンの先端に上からボールが当たるように蹴っていきます。フォームが変わると、左右にブレてしまうので、毎回狙ったコーンへの軌道にボールが乗るようにトレーニングします。フォームが安定してきたら、狙うコーンの距離を変え、力加減を調整して狙っていきます。こうして距離感を養っていきます。

止まってる目標物に蹴れるようになってきたら、走っている味方に合わせられるようにしていきます。パートナーに走ってもらい、パートナーが走っているスピードと自分からの距離を瞬時に判断して、スペースでボールとパートナーがピタッと合うような感覚を磨いていきます。フォームと距離感は繰り返しトレーニングすることによって身につけることができます。ですから、プロ選手でも日々ロングボールを蹴って、フォームの確認と距離感を合わせていますよ!