<質問>腕の使い方を学びました。腕を鍛えるのに有効なトレーニングはありますか?

<回答>腕の使い方を学んだことは、プレーをする上で非常に有効です。ただし、腕の力だけでは発揮できる筋力は小さいので、相手を押さえきるのは難しいかもしれません。

体幹部の背面の筋肉も同時に効かせることができると、大きな力で相手を押さえ込むことが可能になります。つまり、コンタクトの局面では、体幹部の背面の筋肉(広背筋、菱形筋、脊柱起立筋等)で腕を引き、腕の裏の筋肉(上腕三頭筋)で肘を伸ばして相手を押さえます。

この筋肉群を鍛える身近な方法は、懸垂と腕立て伏せ。なんだ、と思うかもしれませんが、懸垂と腕立て伏せで、相手を押さえ込む筋肉群を鍛えることができるのです。負荷が足りなければ、仲間にサポートしてもらいます。懸垂時に下に引っ張ってもらう。腕立て伏せの時に、またいでもらい肩甲骨を上から押してもらう。やったことがなかったら、1度やってみてください。想像を越える負荷に驚くはずです。そして、こうして鍛えた筋肉はコンタクトの局面で威力を発揮してくれますよ!