誰もが速く走りたいと思いながら、なぜ速く走れないのかがわからないでいることが多いかもしれません。自分の身体能力で最高のスピードで走りたい。しかし、走りを遅くしてしまう原因となる要素があるので、それを2回に渡って解説していきます。

まずは、「良い姿勢」!

ランニング中のブレをなくし、進むためのエネルギーをより大きく得るために、良い姿勢は必要不可欠となります。

悪い姿勢とは、猫背気味になっていて、肩甲骨が開いてしまい、骨盤が後傾、足の指が地面を捉えられていない状態です。良い姿勢にするためには、少し顔と視線を上げて、胸を張るようにします。そうすると、肩甲骨が寄り、骨盤が前傾し、足の指で地面を捉えられるようになります。この状態で走ることにより、バランスが良くなり、大きなエネルギーも得られるようになります。悪い姿勢で、誰かに押してもらってみてください。簡単にフラッとしてしまいます。では、良い姿勢を作って、また押してもらってみてください。違いを感じてもらえると思います。

また、悪い姿勢で、その場両足ジャンプを何回か繰り返してみてください。その時の跳ぶ高さと、良い姿勢でのジャンプとの違いを感じてみてください。良い姿勢で受け取れるエネルギーの大きさを感じてもらえると思います。

まずは「良い姿勢」。これが速く走るための第一歩です!

次回は、走りのスピードを落としてしまう5つの要素について解説していきたいと思います。