高校生にとって、体づくりは欠かすことのできないものだ。相手の激しい当たりに耐え、最後まで走り抜くためにもコンディショニングは重要だ。2年連続で高校サッカー選手権・東京都予選ファイナリストになった堀越高校の選手たちは、日々どんな意識で体づくりに向き合っているのだろうか? スペシャルインタビューをお届けする。
雨宮悠二(3年/MF)
ポジション:トップ下、ボランチ
得意なプレー:パスとロングフィード
――体づくりのために取り組んでいるトレーニングは?
体幹バランストレーニングです。中学時代は技術が大事だと思っていましたが、高校に入ってフィジカル面の重要性を感じて、日々トレーニングしています。とくに強い相手と試合をしたときに、もっとフィジカルを高めなければと思います。
――どの部分を鍛えていますか?
お腹周りと腰、上半身と下半身の連動を鍛えています。去年の11月に腰の骨を折ってしまったので、筋肉で補うためにもトレーニングの重要性を感じています。体幹トレーニングをすることで高1、高2の時に比べて転ばないようになりました。チームとしてのトレーニング以外に、練習がオフの月曜日は必ず筋トレをしています。体づくりのことも考えて、練習後はアミノプロテインを飲んでいますし、コンディションを調整するためにアミノバイタルも飲んでいます。
――今年の目標は?
2年連続で選手権予選の決勝まで進んだので、まずは選手権に出ること。一つひとつの試合にこだわって勝ち進んで行きたいです。
小磯雄大(3年/MF)
ポジション:右サイドハーフ
得意なプレー:ドリブル
――体づくりのために、どのような取り組みをしていますか?
自分は高1の時から試合に出させてもらっているのですが、上の学年の人とプレーをしたときに当たり負けをすることがあったので、そこから筋トレをしてアミノプロテインを飲むようになりました。チームとしても体幹トレーニングを取り入れているので、体の軸ができて当たり負けしなくなり、姿勢も良くなったように思います。それまでは姿勢が悪くて近くしか見えていなかったのですが、背筋が伸びたことで逆サイドにいる味方まで見えるようになりました。
――体づくりのために、食事面で気をつけていることは?
味の素さんの栄養講習を受けたときに色々教えてもらって、試合の2日前から麺やお米などの炭水化物を多めに摂るようにしています。1回の食事でお茶碗2、3杯ぐらいですね。練習後にはアミノプロテインを飲んでいて、コンディション調整のために、アミノバイタルを一日のおわりに飲んでいます。アミノバイタルを飲むようになってから、試合の最後までプレーをし続けられている実感があります。
――今年の目標を教えてください。
自分は1、2年生のときに、選手権予選決勝に出ているのですが、2回とも負けています。3回目こそ、絶対に勝って選手権に出たいです。
市村知大(3年/DF)
ポジション:センターバック
得意なプレー:味方への指示出し、プレーの予測
――体づくりのために、どのような取り組みをしていますか?
筋トレです。練習のない日は家で体幹トレーニングをしたり、腕立てをしています。トレーニング後にアミノプロテインを飲んで、一日のおわりにアミノバイタルを飲んでいます。飲む前は気にしていなかったのですが、アミノバイタルを飲んでから練習や試合の終盤まで粘れるようになりました。
――試合中に意識していることは?
声でチームを統率することと、次のプレーの予測です。常に準備してやっています。自分はセンターバックなので、相手がドリブルで仕掛けてきたらついて行かなければいけません。身体のキレが大切ですし、相手のプレーを読んで先に動くことも意識しています。好きな選手はマスチェラーノです。
武田竜馬(3年/DF)
ポジション:サイドバック
得意なプレー:オーバーラップ
――体づくりのために、どのような取り組みをしていますか?
バランスのとれた食事を摂ることです。以前はあまり野菜を食べなかったのですが、肉、魚、野菜など栄養のバランスを意識しています。味の素さんの栄養講習でもらった資料を母親に見せて、こういうメニューを作ってほしいと言うこともあります。トレーニングの前後と一日のおわりにはアミノバイタルを飲んでいます。筋トレをした後はアミノプロテインを飲んでいるのですが、体ができてくるにつれて当たり負けをしなくなりました。意識的に体づくりをすることで、プレーも変わってきました。
――サイドバックは運動量が必要なので、コンディション管理が重要になりますね。
はい。自分の特長は、相手のボールをインターセプトして、その勢いで前方へ攻め上がること。長友佑都選手やブラジルのマイコン、マルセロ選手のプレーを参考にしています。攻守に持久力が求められるポジションだと思います。
――今年の目標を教えてください。
選手権に出たいです。そのためにも日々、コンディショニングを意識して、体づくりをしっかりとすることだと思います。得意なプレーでチームに貢献して、なんとしても選手権に出られればと思います。