2016年末、韓国の昌寧で「2016 Changnyeong Future Cup International Football Festival」が行われ、日本と韓国のU15、U18カテゴリーのチームが対戦。韓国からはFCソウルや全北現代・釜山アイパークなどKリーグの下部組織が参加。対する日本からはアビスパ福岡やコンサドーレ札幌などのJリーグのU-18や、大津高校・履正社高校などの強豪サッカー部が参加、激しい熱戦が繰り広げられていた。大会の合間には、味の素株式会社によるコンディショニングのセミナーも行われた。試合で実力を発揮するために、どのように自分の身体と向き合うと良いのだろうか? トップアスリートも実践している、コンディショニングの方法を紹介するぞ!

味の素株式会社で『アミノバイタル®』を担当し、サッカー日本代表の武藤嘉紀選手を始め、数々のトップアスリートのサポートをしている工藤剛さんは、日韓の高校生に次のように語りかける。

「みなさんは"サッカーをする上でなにが大切ですか?"と聞かれると"技術"や"戦術"と答えるかもしれません。それももちろん大切ですが、技術や戦術を正しく発揮するためのベースとなるのが身体です。身体を最高の状態に持っていくことが、試合で最大の結果を得ることにつながります」

近年、スポーツの現場で『コンディショニング』という言葉をよく耳にするが、コンディショニングとは、身体を最高の状態に持っていく取り組みのことを言う。では、コンディションを高めるために、なにをすれば良いのだろうか? そのためには、人間の身体は何でできているかを知る必要がある。

IMG_0536.JPG

「人間の体の60%は水、20%はたんぱく質でできています。みなさんは、水分補給は積極的にしていると思います。では、たんぱく質についてはどうでしょうか? サッカーの練習や試合をすると、筋肉が疲労しますよね。すると、筋肉はたんぱく質でできているので、たんぱく質の元となるアミノ酸が、身体の中で消費されていきます。実はたんぱく質の中には、体内で作ることができないものもあります。つまり、たんぱく質が消費されていくことで、身体がピンチの状態になってしまうのです」

たんぱく質は、肉や魚、卵など食事で補うことができる。しかし、食事の量が十分ではない選手も多く、ましてや長時間の練習や試合を行うことで、体の中のたんぱく質(アミノ酸)がどんどん失われ、筋肉の回復が間に合わないケースもあるのだ。

「スポーツ時に必要なのは水と、たんぱく質のもとになるアミノ酸です。これによって競技力が変わってきます。肉、魚、卵などを食べても、体内で分解して筋肉として動き始めるまで、3、4時間かかります。試合前に食べ過ぎると身体が重くなるので、たくさんは食べられませんよね。そのため、試合前やハーフタイムなど時間がない中でも、すばやく吸収の良い形でアミノ酸を摂ることがポイントです」

IMG_0765.JPG

「2016 Changnyeong Future Cup International Football Festival」では、会場で『アミノバイタル®GOLD』が配布され、「試合後や夜寝る前に飲んで、翌日のコンディションの違いを感じて欲しい」(味の素株式会社・工藤さん)という想いから、参加全チームに対してサポートが行われていた。

全北現代U-18のボランチを務め、韓国代表のキ・ソンヨン選手に憧れるイ・チェホン選手は「講習を聞いて、アミノ酸の大切さを知ることができました。ここで学んだ知識が、将来の自分の身体を作ると思う」と語り、『アミノバイタル®GOLD』を飲んでみたところ「後半になってもがんばれた。飲まない時と比べて、調子が違った」とコメント。コンディションの違いを感じ取ることができたようだった。

IMG_1267.JPG

全北現代のトップチーム昇格を目指すホン・チョンウク選手は「(講習を聞いて)筋肉がたんぱく質でできていることを知った。運動をすると、筋肉の中のアミノ酸が消費されていくことが印象に残っている。これからはアミノ酸を積極的に摂ろうと思います」と感想を述べた。

日本から参加した、履正社高校の道前克彦選手と寺村浩平選手は、次のように感想を話してくれた。

IMG_0727.JPG

「『アミノバイタル®GOLD』を飲むことで、試合終盤の一歩が変わった気がする。いまの目標は、選手権とインターハイに出ること。サッカーをやっていく以上、食生活や栄養の知識は必要なので、今回教えてもらったことを忘れず、日々意識していきたい」(道前選手)

「中学時代から『アミノバイタル®GOLD』飲んでいますが、講習を聞くことでアミノ酸の必要性がわかりました。いまはウォーミングアップのときと試合前に、2回飲んでいます。目標は高校で全国制覇することとプロになること。大事な試合で活躍するために、食事やコンディショニングに意識を向けていきたい」(寺村選手)

中学、高校年代は身体が発育の途中にある。正しい知識のもと、適切なタイミングで栄養を補給することが、サッカー選手としてより良いプレーをする手助けになるのだ。大会に参加した選手達の、これからの取り組みが楽しみだ!