試合で最高のパフォーマンスを発揮するために必要な、コンディショニング。その源となるのが栄養と休息だ。2016年末、韓国の昌寧で行われた「2016 Changnyeong Future Cup International Football Festival」では、日本と韓国のU15、U18カテゴリーのチームが対戦し、日韓の交流を深めるとともに、味の素株式会社によるコンディショニングのセミナーも行われた。
日韓の中高生に向けて、栄養や休息のポイントを教えてくれたのが、『アミノバイタル®』を担当し、サッカー日本代表の武藤嘉紀選手を始め、数々のトップアスリートのサポートをしている工藤剛さん。U15向けのセミナーでは「試合で実力を発揮するために、どんな食事を摂れば良い?」をテーマにおこなわれ、中学生たちは熱心に聞き入り、メモをとっていた。ヤンサカ読者に向けて、内容の一部をお届けするぞ!
味の素の栄養講習では「勝ち飯」と題し、試合で良いパフォーマンスを出すために、食事の重要性を説いている。
「まずは1日3食、栄養バランスのとれた食事を摂ること。これが基本となります。ただ、バランスのとれた食事といっても、何を食べればいいのかわかりませんよね。そこで我々がおすすめしているのが、"まごにわやさしい"です」
まごにわやさしいとは、食事で摂っておきたい栄養素の頭文字をとったものを言う。簡単なので、ぜひ覚えておこう。
・まめ(納豆、豆腐)
・ごま
・にく
・わかめ(海藻類)
・やさい
・さかな(かまぼこ、魚肉ソーセージもOK)
・しいたけ(きのこ類)
・いも
「寝る前に、朝昼晩の食事で"まごにわやさしい"、全部摂れたかを思い出してみてください。もし、今日摂れなかったら、明日食べる。そうすることで、栄養のバランスをとることができます。この食事法は、多くの日本代表選手が取り入れています。中学生の場合、学校給食は"まごにわやさしい"のバランスがとれているので、しっかり食べましょう。それが、試合で良いプレーをするために、自分の体を作るためにできることです」
サッカー選手は運動量が多いので、1日3食の中で、必要な栄養の量を摂取しきれないことがある。そこで重要になるのが補食だ。補食とは、空いた時間に手軽にとれる食事のことで、おにぎり(鮭などの具)やエネルギーゼリー、肉まん、バナナなど、エネルギーの素となる糖質と、筋肉の素となるたんぱく質(アミノ酸)が含まれているものが望ましい。
「この食べ物には、どんな栄養素が含まれているかを考えられるようになると、サッカー選手として成長する助けになります。コンビニで買い物をするときも、菓子パンではなくおにぎり。あんまんではなく、肉まんを選ぶといったように、糖質のほかにたんぱく質(アミノ酸)が含まれているものを買うと良いでしょう」
練習や試合の合間に手軽に摂取でき、すぐにエネルギー源になるという面では、エネルギーゼリーがおすすめだ。日本代表選手が試合中に飲んでいる『アミノバイタル®パーフェクトエネルギー』は、エネルギー源となるアミノ酸(アラニン、プロリン)とバナナ2本分のエネルギーが含まれており、サッカーのように長時間のスポーツにはうってつけだ。実際に日本代表選手からのリクエストで、試合中すぐに摂取できるよう、代表戦のピッチサイドに置かれているという。
「試合で最高のパフォーマンスを発揮するために、身体の状態をより良いものに持っていく。そのためのベースとなるのが食事です。自分は何を食べればいいのかを考えることができる選手は、試合でよいパフォーマンスを出せるようになると思います。ぜひ自分が食べる内容に、意識的になってください」
講習会終了後、熱心に話を聞き、メモをとっていた中学生に感想を聞いたぞ!
鹿児島太陽スポーツクラブFC
杉崎翔太 DF 2年
「普段から、バランスの良い食事ができていない気がしていたので、講習会は楽しみにしていました。今回、話を聞いて、バランス良く食事することの大切さを知ることができました。この大会では、『アミノバイタル®GOLD』と『アミノバイタル®パーフェクトエネルギー』を飲んだのですが、試合の最後まで走りきることができました。これからも飲んでいきたいと思います。将来の夢はプロサッカー選手になって、外国に行くこと。好きな選手はレアル・マドリードのマルセロです」
鮫島汰希 MF 1年
「ハードな練習や試合の次の日に、足に違和感が残ることがあるのですが、アミノ酸を飲むことでリカバーできると聞いて、良いなと思いました。この大会では『アミノバイタル®GOLD』と『アミノバイタル®パーフェクトエネルギー』を飲んだのですが、試合終盤になると足が動かなくなりがちなところが、試合の最初と同じぐらい走れたので良かったです。講習で教えてもらった"まごにわやさしい"は簡単なので、実践してきたいです。将来の夢は日本代表で活躍すること。好きな選手は遠藤保仁選手です」