長崎県島原市で行われた、第9回大学サッカーフェスティバルin島原。昨年の全日本大学サッカー選手権で日本一に輝いた筑波大学や2位の日本体育大学を始め、北は仙台大学から南は鹿屋体育大学まで、全国各地から強豪17校が集結した。
この大会では、協賛社の味の素株式会社より『勝ち飯~食とアミノ酸コンディショニング講習会』が行われた。講習会では、味の素株式会社の柴垣克樹さんより、アミノ酸の重要性、アミノ酸やプロテイン摂取のタイミング、ハードな練習や試合で良いパフォーマンスを発揮するための栄養・休息などについて、科学的な視点から多くの情報が寄せられた。
ヤンサカでは講習会の後に、仙台大学と福岡大学でプレーする選手にインタビューを敢行。大学サッカーで活躍するために、高校時代にやっておいたほうがいいことなど、ヤンサカ読者の中高生に向けてアドバイスをもらった。よく読んで、トレーニングや身体づくりの参考にしよう!
まずは、永井謙佑選手など、多くのJリーガーを輩出している福岡大学から。先輩・後輩コンビに話を聞いたぞ。
福岡大学
中田永一選手(大学3年/DF)
――『勝ち飯~食とアミノ酸コンディショニング講習会』で印象に残っていることを教えてください。
いままでは摂取するタイミングを考えずに『アミノバイタル® プロ』を飲んでいたのですが、講習会でオススメなタイミングを教えてもらったことが印象に残っています。アミノ酸の吸収スピードをおさえて、実施していきたいです。
――フィジカルアップのために、取り組んでいる筋トレはありますか?
意識して鍛えているところは背筋です。自分はヘディングが得意なので、背中を使ってジャンプすること、当たり負けしないこと、空中でのバランス強化を考えて、筋トレしています。
――高校サッカーと大学サッカーの違いはなんでしょうか?
一番はスピードですね。高校の時は簡単にできていたプレーが、大学に入った当初はなかなかできませんでした。プレスのスピードが速いので、一人ひとりに与えられる時間が少ないんですよね。高校時代はセンターバックのポジションから、簡単にロングボールを蹴ることができたのですが、大学に入ってボールを正確に止めて蹴るプレーの重要性を痛感して、練習から取り組んでいます。
――大学でサッカーをしようと考えている高校生に、アドバイスをお願いします。
自分の高校は走るチームだったので、トレーニングも走ることが多く、身体が細かったんですね。とくに筋トレもしていなかったので、強豪校出身の選手と戦うと、フィジカルコンタクトの部分で負けることがありました。『筋肉をつけると、身長が伸びない』と言われますが、トレーニングの内容や筋肉の付け方によっては大丈夫なので、大学でサッカーをすることを考えたら、高校時代から筋トレや栄養、休息に目を向けて、身体づくりをしておいたほうが良いと思います。
三浦秀弥(大学4年/DF)
――『勝ち飯~食とアミノ酸コンディショニング講習会』で印象に残っていることを教えてください。
アミノ酸やプロテインを摂取するタイミングの話が印象に残りました。コンディショニングのために『アミノバイタル®PRO』を飲んで、筋肉を付けて脂肪を落とすときに『アミノバイタル®アミノプロテイン』を活用してみようと思います。
――フィジカルアップのために、取り組んでいる筋トレはありますか?
自分はセンターバックなのですが、球際で相手と戦うことが重要なので、当たり負けしないように体幹トレーニングをやっています。
――高校サッカーと大学サッカーの違いはなんでしょうか?
自分が大学に入ったばかりの頃は、スピードと筋力面で差を感じました。空中戦や球際の競り合いで、高校のときは簡単にプレーできていたことでも、大学1年と4年では3年間の差があるので全然違うと思いました。
――大学でサッカーをしようと考えている高校生に、アドバイスをお願いします。
高校時代は栄養や休息のことをあまり気にせず、プロテインを飲む知識もなかったのですが、いま振り返ると高校時代から身体作りを考えた方が良かったと思います。そうすれば、大学に入ったときもプレーしやすくなると思います。
続いては、仙台大学の最終ラインを担う2人に話を聞いたぞ!
仙台大学
川口大翔(大学4年/DF)
――『勝ち飯~食とアミノ酸コンディショニング講習会』で印象に残っていることを教えてください。
チームで『アミノバイタル® プロ』をハーフタイムに飲んでいるのですが、パフォーマンス維持のために試合前にも摂取することを、今後は実践していきたいです。やはり、飲み続けることで変わってくることがあると思うので、試合の時以外も摂っていきたいです。
――フィジカルアップのために取り組んでいる筋トレはありますか?
いまはシーズン開幕前なので、大学のジムで専門のトレーナーに見て頂いて、週に3日ほど、身体全体をバランスよくトレーニングしています。
――高校サッカーと大学サッカーの違いはなんでしょうか?
すべての面で違い感じますが、一番は頭の良さです。高校生の時は、とにかく最初から最後まで全力でプレーすることがベースにありますが、大学に入るとそれだけでは難しくなります。相手との駆け引きや試合の流れを読む力など、頭を使ってサッカーをすることが大切になると思います。
――大学でサッカーをしようと考えている高校生に、アドバイスをお願いします。
やはり、身体づくりですね。大学1年生のときから試合に出て活躍したいと考えるのであれば、高校生の時からプロになることを意識してトレーニングするような、上のカテゴリーでも通用する身体作りをした方がいいと思います。
長石涼真(大学4年/DF)
――『勝ち飯~食とアミノ酸コンディショニング講習会』で印象に残っていることを教えてください。
アミノ酸の中にロイシンやBCAAなどいろんな種類があって、目的に応じたアミノ酸を摂ることが大事だという話が印象に残っています。筋肉が疲労していく中で、摂取したものがエネルギーになっていくことを知ったので、ロイシンやBCAAをベースに、いろんなアミノ酸を摂っていきたいです。
――フィジカルアップのために取り組んでいる筋トレはありますか?
下半身を中心にトレーニングしています。以前、J3のチームと試合をしたときに、フィジカル面で負けることもあったのですが、去年トレーニングをし始めてからは、競り合いなどで対等に渡り合えるようになってきました。
――高校サッカーと大学サッカーの違いはなんでしょうか?
トレーニングの質が違います。高校の時は走りの練習や、疲労が蓄積した中でトレーニングをすることが多かったのですが、大学ではトレーニングの強度をしっかり考えてやっています。選手もそれを理解しているので、怪我をしているときはケアに努めたりと、自主性が向上すると思います。
――大学でサッカーをしようと考えている高校生に、アドバイスをお願いします。
高校時代から、自分で考える力を養うことが大切だと思います。監督にこういうトレーニングをしたいと主張するのも良いと思いますし、自分で工夫してトレーニングの質を上げていくことが重要になります。高校時代は成長期なので、栄養・休息面で親のサポートも大事なのかなと思います。
※選手の学年は2017年度のもの