6回の選手権出場を誇り、昨年のインターハイでは全国ベスト8入りを達成。2012年にはプレミアリーグに参加した北海道屈指の強豪、旭川実業高校の選手たちは、どんな1日を過ごしているのか、密着取材してきたぞ!

■寮生の一日のスケジュール

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6:40     起床・朝食
7:30~8:20  朝練
8:30~15:00  授業
16:00(16:30)~    練習
19:30~20:00  帰寮・夕食
21:00     点呼
21:00~  自由時間
23:00~ 就寝

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旭川実業には「親元を離れて寮生活がしたかった」と話す藤本詠稀のように市外から入学し、学校近くに下宿する選手が多い。サッカー部の下宿先は二か所に分かれており、藤本が暮らす必修館には31人もの部員がいるそうだ。同じく必修館で暮らす河合悠人によると、寮生の多くが7時前に起床し、朝食を食べると、授業が始まる8時30分前まで各々が自主練を行っている。

15時に授業が終わると、チームバスで練習グラウンドに移動する。練習は校庭の他に、近くにある大学のグラウンドや市営の人工芝サッカー場を利用しており、グラウンドの空き状況や練習テーマに応じて、使い分けている。旭川は豪雪地帯であるため、11~4月まではグラウンドが使えず、体育館や廊下でパスやドリブルなど足元の技術に拘った練習が主。外で練習ができる春以降は、冬場に出来ないゴール前の攻防を意識したメニューが多くなるという。取材日も、ハーフコートで5対5+フリーマンのミニゲームを行い、白熱した攻防を繰り広げていたぞ!

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練習を終え、19時半~20時頃に下宿先に帰ると、お待ちかねの夕食だ。育ち盛りの選手のためにボリュームと栄養バランスが考えられたメニューが食べられるのが特徴で取材日には、エビチリと鶏のバター醤油、中華サラダを食べていたぞ!みそ汁とご飯はお代わり自由で、お茶碗1,5~2杯の白米を食べると言う藤本のように身体創りのために、意識的にたくさん食べる選手が多い。選手が楽しみにしているのは、毎週金曜日に出てくるカレーとサラダで、「何を食べても美味しいけど、カレーは特に美味しい」(河合)。日曜日は食事が出ないため、各自が近くのスーパーでお弁当を買ったり、自炊するが、たまに餡から餃子を作るなど凝ったメニューを作ることもあるそうだ。

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食事に対する意識だけでなく、コンディショニングに対する意識が高い選手も多い。河合は普段から補食としてコンビニの冷凍フルーツを、試合後にはリフレッシュのために実家から届くミカンなどを食べているという。プリンスリーグ北海道など公式戦の直前には、スポーツ時に大切なアミノ酸を摂るため「アミノバイタル® プロ」を摂取。連戦が続くインターハイ予選や選手権予選では、リカバーのために「アミノバイタル® ゴールド」も摂取しており、河合は「いつも公式戦の時に飲んでいるので、飲むと気持ちにスイッチが入る」と話していたぞ!

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21時に点呼を終えた後は風呂に入り、掃除・洗濯など家事をこなすほか、コーチから貰った分析ビデオに目を通す。河合が「ゆっくりしている時間はあまりない」と話すように一日を慌ただしく過ごす寮生の息抜きになっているのは、リビングで過ごす自由時間だ。チームメイトとテレビゲームをしたり、筋トレをしたり、思い思いの時間を過ごし、試合に向けた英気を養っている。取材に訪れたのはワールドカップ期間中だったため、夜更かしして盛り上がる選手も少なくなかったという。

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旭川実業の1日に密着すると、雪国であることをハンデにしない練習と能力を発揮するための身体づくりが、全国で活躍できる大きな理由だと分かったぞ。特にコンディショニングに対する他のチームと比べて高く、食事やストレッチなど細かい部分まで気を遣っている選手が多かった。インターハイ出場は逃がしたが、富居徹雄監督が「去年のチームよりも技術は高い」と評するように全国で飛躍する可能性は十分。藤本は「夏の全国ベスト4を目指していたのに、予選で勝てなかった。冬はまず選手権に出て、チームとして目標にしているベスト4を目指したい」と意気込んでいたぞ!