2005年に元Jリーガーの青嶋文明監督が就任し、強化がスタート。昨年は、創部14年目にして初の選手権出場を果たしたのが、浜松開誠館高校だ。清水エスパルスの竹内涼選手や松原后選手なども輩出するサッカー王国・静岡の注目校の寮生がどんな1日を過ごしているのか、密着してきたぞ!

■寮生の一日のスケジュール
~05:30 起床
06:00 朝食・掃除
07:10~8:10 朝練
08:35~15:30 学校
16:00~19:00 練習・自主練
20:00~21:00 夕食
21:00~21:10 掃除
21:00~23:00 入浴・洗濯・自由時間
23:00~05:30 睡眠

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浜松開誠館には日本一になったこともある付属中学の選手や地元選手に加え、FC東京のアカデミー出身選手や関西の強豪街クラブ出身選手などが在籍し、現在は2学年で20人の選手が寮生活を送っている。学校近くにあるサッカー部専用の寮は、もともと旅館だった建物を改装している。選手が快適に暮らせるように配慮されており、昨年は洗濯機が新しくなったほか、DAZNや試合解析アプリを使用するためにWi-Fiも完備されたという。食事の際にJリーグの試合を観ながら、盛り上がるのが楽しみだそうだ。

寮生の一日が始まるのは朝5時半。起床して、身支度を済ませると6時から朝食を食べ始める。食事を済ませて、学校内の掃除を終えると、朝練を実施。7時10分から1時間近く個の技術を伸ばすためのトレーニングを行い、8時50分から授業に挑む。

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6、7限目まで机に向かって15時半前後に授業を終えると、そこからは部活の時間。人工芝グラウンドまで30分ほどかけて自転車で移動するが、浜松市は「遠州のからっ風」と呼ばれる強風が有名で、選手は毎日、一生懸命自転車を漕いでいるそうだ。

練習のスタートは、選手が移動を終えた16時30分から。チームのスタイルである「闘う、走る、粘る」に拘ったサッカーで取材日も、S級ライセンスを持つ青嶋監督の下、開誠館らしいサッカーを展開するために必要な基礎技術の習得に励んでいたぞ!週2,3回はトレーナーの下で筋トレを行うのもチームの特徴で、「高校に入ってから、フィジカルが強くなった。試合中に相手と当たっても、まったく当たり負けしなくなった」(MF合戸倫太郎)。

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2時間ほどの練習を終えて、19時過ぎに寮へ戻ると20時からは夕食の時間だ。食事は、地元で居酒屋などを経営する飲食業者が作っているため、味はピカイチで、寮生は「何を食べても美味しい」と声を揃える。水産物が有名な地域とあって、海鮮丼が提供される日もあるそうだ。海鮮丼バランスの良い食事を提供するように意識されており、取材日は焼き魚、チキンカツ、ひじきの煮物、みそ汁を美味しそうに食べていたぞ!身体を大きくするために食事に対する意識も高く、夕食ではご飯を3杯以上、平らげる選手が多いのも浜松開誠館の寮生の特徴だ。

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食事を終えると、9時からは10分間の掃除タイム。朝は学校、夜は寮と1日2回の掃除をするのがチームの伝統になっており、FW馬着琳太郎は「寮に入ってから常に自分の身の回りを綺麗にする当たり前になった。監督からも『汚い所からは何も生まれない』と言われます」と口にする。そこからは23時までは自由時間で選手は洗濯や入浴を済ませると、サッカーノートを書くなど思い思いの時間を過ごす。寮生は身体造りに対する意識が高く、共有スペースで筋トレや体幹トレーニングに励む選手が多いそうだ。「寮はお互いに刺激し合える環境。チームメイトが成長しようとしているのを見ると、自分もやらなくちゃって思う」(馬着)。

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ただ身体を鍛えるだけでなく、コンディショニングに対する意識も高い。馬着は昨年夏に膝を怪我してから風呂上がりのストレッチを徹底。合戸は交互浴をすることで日々の練習の疲れをとっているという。スポーツで活躍するために重要なアミノ酸が摂れる「アミノバイタル® プロ」も必需品で、馬着は「僕は走るタイプの選手。公式戦でアミノバイタル® プロを摂取すると最後まで粘れる気がする」と口にする。

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浜松開誠館の1日に密着した結果、仲間同士で互いを高め合える環境と身体造りに対する高い意識が強さの秘訣だと分かった。「人間として強くなれていると思う。中学では求められなかった部分を求められ、人間として強くなれていると思う。寮でチームメイトとコミュニケーションをとって、互いを高め合えるのが良い」(馬着)。今年のチームの目標は、プレミアリーグへの昇格と2年連続での選手権出場で、合戸は「選手権のピッチに自分が立ち、家族や親せきに頑張っている姿を見せたい」と意気込んでいたぞ!

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