12月30日、いよいよ高校サッカー日本一を決める全国大会が開幕する。優勝候補と呼ばれる強豪校はたくさんあるが、なかでも注目を集めるのが昨年の優勝校・青森山田高校だ。ヤンサカは全国大会を2週間後に控えた、青森山田の選手たちにインタビューを実施! 大事な本番に向けて、どのような気持ちでトレーニングと向き合っているのだろう?彼らが試合に向けて行う個人、チームとしての"ルーティン"とは?注目の2年生トリオのインタビューをお届けするぞ!

――全国大会開幕まで2週間を切りました。日々、どのようなことに意識して過ごしていますか?

飯田雅浩(2年/GK)
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監督からも言われていますが、毎日試合があるのでコンディション管理を徹底することを心がけています。食事をしっかりと摂ること、早く寝ることやストレッチをすることなどは、当たり前のようにやらなければいけないと思っています。

三國ケネディエブス(2年/DF)
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自分は去年の今頃はケガをしていて、全国大会のメンバーに入れませんでした。去年は8月に手術をして復帰したのですが、その年の12月にまたケガをしてしまったので、今年はそうならないように気をつけています。

檀崎竜孔(2年/MF)
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自分は去年、高円宮杯チャンピオンシップでケガをしてしまい、正月の全国大会では途中出場という形になってしまいました。黒田監督も「コンディションが大事になる」と言っていたので、食事、睡眠、トレーニングという3つのバランスをしっかり取ることを意識しています。

――年間を通じて大事な試合が続きますが、試合の前にルーティンとして行っていることはありますか?

飯田
自分は腰があまり良くないので、腰を温めてから練習や試合に臨むのがルーティンです。腰のストレッチなどケアをしてから、グラウンドに行くようにしています。時間にすると15分ぐらいなのですが、ケガの予防として行っています。

三國
1ヵ月ほど前から始めたのが、チューブを使ったトレーニングをして、大臀筋や内転筋に刺激を入れることです。キックの飛距離を出すため、スピードを改善するためにやっているのですが、最近は筋肉がついてきたなと感じますし、チームメートからも「お尻に肉がついてきたな」と言われます。

檀崎
自分は肩甲骨周りが硬くて「走る時に腕を使えていない」と言われたので、ボール型の機械を使ってほぐしてから練習や試合に臨んでいます。トレーナーがいるときはマッサージをしてもらいます。肩甲骨の周囲をほぐすと可動範囲が広がるので、いまではルーティンとして取り組んでいます。

――チームのルーティンはありますか?

飯田
試合前に円陣を組むことです。高円宮杯プレミアリーグなどホームで試合をする時は、ベンチに入らない選手たちも含めてチーム全員で円陣を組んで、士気を高めてからスタメンを送り出します。それをすると、すごくモチベーションが上がりますね。

三國
円陣は気持ちが盛り上がります。高円宮杯プレミアリーグ最終節(FC東京戦)のときはアウェイだったのですが、ロッカールームからベンチが遠かったんですね。ウォーミングアップが終わった後に、スタメンの選手はすぐにグラウンドに行かなければいけなくて、チーム全員で円陣を組む時間がありませんでした。そのせいかどうかはわからないですが、試合の入りがあまりよくなかったです。

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――円陣ではどういう声をかけるのですか?

飯田
何でもいいんです。僕達3人はいつも横に並んでいるんですけど、それぞれが「気合入れるぞー!」とか「行くぜ!」とか叫び合っています。

三国
10秒ぐらい、みんながそれぞれに声を出してシーンとした時に、キャプテンが「行くぞ!」と言って、円陣を解きます。

檀崎
円陣で声を出すと、めちゃめちゃ気合が入りますね。

――試合に向けたルーティンとして、ポカリスエットのゼリーを活用しているチームも多いですが、みなさんはどのように飲んでいますか?

檀崎
去年から、試合前の水分補給として朝に飲んでいます。ゼリーなので、少しお腹が空いているときに水分と一緒に摂れるところが良いと思います。味としても好きです。これから参加する大会ではルーティンとしてウォーミングアップの1時間前から飲んで、水分補給に役立てたいです。

三國
自分も、去年の夏頃から試合の前に飲んでいます。ゼリーの味が濃くて、おいしいです。飲みやすいですし、体に吸収されやすい感じがします。大会ではルーティンとしてウォーミングアップが終わった後と、ハーフタイムに水分補給として活用したいと思います。

飯田
僕は今日初めて飲んだのですが、これからはご飯を食べた後に試合まで時間があるような時に採り入れていきたいと思います。塩分やナトリウムが入っているので、汗をかいたハーフタイムなんかも良さそうですね。

――いよいよ高校サッカー日本一を決める大会が始まります。意気込みを聞かせてください。

飯田
自分は高円宮杯プレミアリーグの最終戦にはスタメンで出たのですが、同じようにスタメンで出場できるかはわかりません。自分が試合に出ることになれば、3年生に高円宮杯プレミアリーグで助けてきてもらった恩返しがしたいです。青森山田で2年生から試合に出ている選手は毎年注目されるので、先輩たちのように将来への道が開けたらなと思います。

三國
自分は現段階ではスタメンでは無いのですが、コーチから「2年生からスタメンで出ていないと、プロに行くのは難しい」と言われたので、今からスタメンを取る気持ちでがんばりたいです。試合では、ヘディングとロングフィードを見てほしいです。

檀崎
目標は2連覇すること。個人としては前線の選手なので、得点など目に見える結果を出していかないといけないと思います。この大会で活躍して結果を残して、来年も注目されるようにがんばりたいです。

試合前の新しいルーティン。「たべる」水分補給 ポカリスエットゼリー
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