ジュビロ磐田の主軸として、チームを牽引する松本昌也選手。2013年のデビュー以降、長きに渡って活躍する彼が、サッカー選手にとって「視ること」の重要性と、コンタクトレンズとの付き合いについて語った。

■コンタクトレンズをつけて、世界が変わった

 松本昌也選手が視力の低下を感じ始めたのは中学2年生の頃だった。授業中、黒板の文字がぼやけて視えるようになり、学校の眼科検診で視力の低下が明らかになった。
「当時は夜に練習することが多かったので、暗くてボールがぼやけて視えたり、遠くの選手の顔もはっきり視えなくなって。ロングボールが来た時は急に足元に来る感覚で、トラップもしづらくなっていました」
 悩んだ末に当時所属していたJFAアカデミー福島のスタッフやチームメイトに相談しコンタクトレンズをつけることにした。
「初めてコンタクトレンズをつけた時の感覚は、鮮明に覚えています。世界が変わったというか、周りがパッと明るくなりました」
 プロ入り後は「徐々に、ぼやけて視えるようになってきた」という理由で、乱視矯正のコンタクトレンズを使用。「ナイターでもボールや遠くの選手がはっきり視えるようになり、感覚を取り戻せました。自信も回復し、メンタル面でもプラスになりました」と笑顔を見せる。

■サッカーにおいて「視ること」の重要性

 サッカー選手・松本昌也にとって「視ること」の重要度は高く、チームでは年に1回、視力検査を実施しているという。
「一瞬で状況判断をする上でしっかり視えることはすごく重要です。クリアに視えないと判断が悪くなるし、プレースピードも落ちます。その意味でもプレーする上でコンタクトレンズは絶対に必要なもの。これがないとプレーができないという意味では、一番大事なものかもしれません」
 また、視力低下と『スマートフォンの長時間使用』は切り離すことができないテーマだ。
松本選手は「今の中高生はスマホを長時間視ていると思います。僕は長時間使わないように意識していますが、それでも首周りや背中が固まるのでストレッチをして体をほぐしています」と実体験を語るとともに、若いサッカー選手にこんなアドバイスをくれた。
「眼が悪いことを、監督やコーチ、親に言い出せなかったり『これぐらい大丈夫だろう』と我慢する人もいるかもしれません。でも僕のように、コンタクトレンズをつけることでプレーの質が向上することもあるので、もし気になることがあれば眼科に行って診てもらうといいと思います」
 コンタクトレンズという、心強い相棒を武器にトップレベルで活躍し続ける松本選手。
 彼の言葉は、若い選手たちにとって貴重な指針となるだろう。

松本昌也 Matsumoto Masaya
1995年1月25日生まれ。大分県出身。JFAアカデミー福島を経て、2013年に大分トリニータに加入。2017年にジュビロ磐田へ移籍。2023年のJ2リーグ11月月間MVPに選ばれるなど、ジュビロのJ1昇格に貢献した。高い技術と戦術眼でチームを牽引するMF。

■Column

スポーツにおける視力矯正の重要性 競技力向上には「見え方」の改善が不可欠

 視力は、単に見え方の良し悪しを決めるだけでなく、状況判断、反応速度、身体の動きなど、様々な要素に影響を与えます。スポーツでは、ボールや相手選手などの目標が常に動いているため、動体視力という「動いている物体を識別する能力」が大事です。
 松本選手が語ったように、視界がぼやけることで、その動体視力に影響し適切な判断や動作が遅れてしまうことは想像に難くありません。
 松本選手は年に1回、視力検査を受けているそうですが、中高生のみなさんも、身体が成長し変化している時期ですので、違和感を覚えたら、積極的に眼科を受診することをおすすめします。
 重要なのは、視力検査で良い数値が出ていても、乱視や遠視などの屈折異常が、隠れている可能性があること。自覚症状がないままプレーを続け、本来の力を発揮できていない選手も少なくありません。
 適切な屈折矯正、つまり眼鏡やコンタクトレンズの着用によって、視界がクリアになり、競技能力が向上します。
 その結果、選手の可能性を最大限に引き出すことができると考えられるので、身体の健康と同じぐらい、眼の健康にも意識を向けていただけたらと思います。
 医療法人社団 海仁 理事長 海谷 忠良
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■ヤンサカ編集部よりお知らせ

「プレシジョン ワン®」なら、つけ外しもしやすいのでコンタクト初心者にもオススメ。 ※1
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松本昌也選手も話していたように、眼はとっても重要。
サッカーをする際のコンタクト選びでは、以下のポイントを参考に、眼科で相談してみよう。

Point 1 よく視える ※1
レンズ表面のうるおいをキープし、クリアな視界が続く
Point 2 うるおいが続く ※1
Point 3 UVカット機能つき ※2
UVA96%、UVB99%以上カットで、瞳を紫外線から守る

まずは眼科で相談してみよう。
コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてからお求めください
・ご使用前に必ず添付文書(取扱説明書)をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
・装用時間・使用期間を正しくお守りください(装用時間には個人差があります。眼科医の指示に必ず従ってください)。
・目の定期検査は必ずお受けください。
・少しでも目に異常を感じたら直ちに眼科医の検査をお受けください。
・破損等の不具合のあるレンズは絶対に使用しないでください。

※1 個人差があります。
※2 2018年アルコン調べ UVカット 機能を備えたコンタクトレンズは、目や周囲の領域を
完全には覆っていないため、UV遮断ゴーグルやサングラスなどの、UV遮断眼鏡の代わりにはなりません

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