身長は171cmと小柄だが、粘り強さを活かした対人の守備はピカイチ。ボールを奪ってからは憧れの選手として挙げるリバプールのDFアレクサンダー・アーノルドを参考に練習してきた質の高いクロスから、見せ場を作れる。神奈川県屈指の強豪・桐蔭学園高で主将を務めたメンタリティーも他の選手にはない強みで、今後の飛躍が期待されるのが、DF中島駿乃介だ。(記事提供:アスリートブランド®)

中学までは横浜FCのアカデミーでプレー。全国大会への出場を目指して桐蔭学園高を選んだが、1年生の頃は満足のいく出場機会は得られなかった。2年生になるとAチームでの出場機会を掴み始めたが、思い通りのプレーができずBチーム落ちも経験した。それでも、真面目にコツコツと努力を続けた結果、3年生ではキャプテンを任されることになった。「チームメイト全員に恩返しがしたかった」中島が掲げたのは、神奈川県制覇。選手権予選の決勝では入学してから、1度も勝てていなかった桐光学園高と対戦し、延長戦の末、3-2で勝利した。

 憧れの舞台であった初めての全国大会では、3度の日本一の経験を持つ東福岡高と初戦で対戦。右SBとして出場した中島は世代別代表に選ばれたMF青木俊輔を相手に奮闘したが、2点を許し、高校サッカーの舞台から別れを告げた。「東福岡さんは本当に凄かった。一人ひとりの技術レベルが高く、チームとして完成していた。自分たちの実力の差を見せつけられた」。有終の美を飾れなかった悔しさはあるが、「先輩に凄く支えてもらったし、3年生の時は後輩にも支えてもらった。良い経験というか、夢のような3年間でした」と振り返る通り、実りの多い3年間だったのは間違いない。

 卒業後のステージとして選んだのは、アメリカの大学への進学だ。高校まではサッカーに重きを置いていたが、大学では将来のことも考え、サッカーと勉強の両立をより強く意識するようになった。ただ、高校入学当初に考えていた大学は、今の自分には難易度が高い。そうした際に候補として浮かんだのが、アメリカへの留学だったという。「日本にいる今の自分は色んな人に甘えてしまっている。自分を変えるためにも、新しい舞台にチャレンジしようと思った。また、国際化が進んでいるので、英語を使って仕事ができるのは凄い力になる。様々な面を考えると、アメリカの大学に進学しようと思った」。

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 様々なスポーツ留学を手掛ける会社がある中、中島が選んだのはサッカーだけでなく野球・テニス・ゴルフといった選手やスポーツマネジメントやコーチなどを目指す高校生の手助けをしてきた「アスリートブランド」だ。高校3年生の5月に存在を知り、決意が固まった8月に初めて連絡をした。「アメリカに行くのは心配なことがたくさんあるけど、アスリートブランドさんはとてもサポートが手厚い。『向こうって単位はどんな感じなんですか?』とか細かい質問にも、LINEですぐ答えてくれるので信頼できた」。最初は両親に反対されたが、3歳上の兄が「自分がやりたいことをやった方が良い。英語を喋れるのは大きな力になる」と後押ししてくれたという。

 当初は英語に自信がなかったが、1月半ばからアスリートブランドが提携する塾に週5日通い、英語を学んでいる。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つをバランスよく学ぶことで、講師が驚くほどメキメキと上達。「最初は不安でしたけど、アスリートブランドさんが手厚いサポートをしてくれる。塾に入って1月も経っていないけど、自分の中で進歩している実感はある」。

 中島が進むのは、カンザス州の2年制大学。ブラジル人監督が指導し、コンスタントに全米大会に出場する強豪チームだ。過去に日本人選手が在籍しており、日本人選手の基本技術の高さは、高く評価されている。日本の大学で特待生になるためには、全国大会での輝かしい成績や世代別代表の経験が必要で狭き門だが、アメリカの大学は純粋にプレーのみで奨学金を得られるのも魅力の一つ。実際、実力が高く評価される中島も1年目からの奨学金を獲得している。「わがままを言ってアメリカに行かせてもらうので、少しでも大学からサポートしてもらうのは大きい。サッカー面では、日本にない強さが一番の魅力。他の選手とは違う堅実さを打ち出していける自信はある。活躍するためにアメリカに行かせてもらうので、今は凄くワクワクしている」。2年制の大学を卒業した後に、4年制の大学に編入するのが一先ずの目標。将来的にはプロサッカー選手を目指すという。

進路選びは、高校生にとって悩みの種だ。どうしても国内の大学を選びがちだが、一歩を踏み出すことが勇気さえあれば、今まで見たこともない新たな景色が広がっている。その一歩を踏み出した中島は、「大きな選択で大変な決断になるとは思いますが、自分と家族としっかり話して決めて欲しい。そして、新しい挑戦であるので今までの自分を変えたいと思うのであれば、アメリカ留学という選択もあります。アメリカ挑戦は気軽に相談ができるので、まず話を聞いてみるというのもいい手段だと思います」と後輩たちにアドバイスを送った。

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