2025年22校目は、初のインターハイ全国出場を決めた滋賀県の立命館守山高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの中村輔選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!
中村 輔
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:170cm/60kg
■前所属チーム:Crack U-15(大阪)
■見てほしいプレー:ミドルシュート、守備強度
Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「立命館守山の場合、1、2年生は学年リーダー、3年生はチーム全体のキャプテンを決めています。無名だった1年生の頃は李川晃瑛が学年リーダーで、僕は何もやっていなかったのですが、2年目からは存在感を出せるようになり、コーチから学年リーダーに指名されました。そこから自分たちの代になり、ミーティングをして、みんなの推薦によってキャプテンに選ばれました」
Q.昨年、学年リーダーとして意識していたことはありますか?
「昨年からAチームにいたので、練習からキャプテンをフォローする声を出そうと意識していました。キャプテンはしんどいと思うので、ちょっとでも支えられたらと。球際やセカンドボールといった試合中の声掛けだけでなく、みんながピッチ外でテキパキ動けるように指示を出していました」
Q.これまでキャプテンの経験はあったのでしょうか?
「中学生の頃はコーチにキャプテンをやれと言われていたのですが、別にいなくても良いと思っていたので、別の選手がキャプテンをやっていました。でも、高校では注目されるので、キャプテンマークを巻きたいと思っていました。元々やるつもりでいたので、ミーティングで名前が出なかったらどうしようと思っていました(笑)」
Q.キャプテンになってから意識していることはありますか?
「なってから意識しているのは、チーム全体に目を配ることです。チームが上手くいくよう全体にちゃんと声を掛けながらも、チームが上手くいかない時には厳しいことを言っています。そうした声掛けをすることで、チームの強度を保ちたいと思っています。今の練習強度は高いと思うのですが、昨年僕がやっていた役割というか、キャプテンと一緒に声を出す選手が少なく感じます。シュート練習の時も2年生の声が少ないので、もっと出してくれると有難いです。『声を出せ』とも伝えますが、選手それぞれのキャラもあるので、みんなが殻を破ってくれたら、もっと良いチームになれるんじゃないかと思っています」
Q.大変さを感じる瞬間、なって良かったと思える瞬間はありますか?
「自分自身のプレーが上手くいっていない時はしんどいです。自分のミスが多く、チームも失点していると声を出さなければいけないと分かっていても、なかなか出せなくなります。やっていて良かったと思えるのは試合で勝った時です。インターハイもそうですが、勝った時にベンチやスタンドの選手が一緒になって喜んでくれている時はとても嬉しいです」
Q.最後に初めての全国大会に向けた意気込みをお願いします。
「僕たちは県優勝を目標に掲げていたので、今は滋賀県を獲って緩んでいる部分があるのですが、せっかく全国に出るなら1試合でも多く勝って、もっと歴史を進めたいです。何事も一発目が大事じゃないですか。全国は強いチームばかりなので、甘くないのは分かっています。勢いがあれば初出場でも勝てるんじゃないかと思っているので、一戦必勝で粘り強く戦います」
【立命館守山】『全国は強いチームばかりで、甘くないのは分かっている』初の全国大会出場を決めた立命館守山のキャプテン・中村輔が語るリーダーとしての苦悩【キャプテン】
ゆるネタ2025.06.23