2025年16校目は、昨年度に2度目の選手権制覇を果たした前橋育英高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの竹ノ谷優駕選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!
竹ノ谷優駕
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:173cm/64kg
■前所属チーム:クマガヤサッカースポーツクラブ(埼玉)
■見てほしいプレー:リーダーシップ
Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「新チームがスタートする前から自分がキャプテンをやる雰囲気があり、自分も積極的に声を出すようにしていました。その後、U-17日本高校選抜の活動に参加し、そこでもキャプテンを任されたこともあり、戻ってきたら自分がやる流れができていました。最終的にリーグ戦が開幕する前に選手間投票で自分が選ばれ、キャプテンをやることになりました」
Q:小学校や中学校でキャプテンの経験はあったのでしょうか?
「小中でやった経験はなかったのですが、中学の終わりから責任感が強くなったんです。自分は双子(弟はアルビレックス新潟U-18でプレーする竹ノ谷颯優)で、かなりやんちゃだったのですが、ポジションがトップ下からボランチに下がったことで、チームをまとめる意識が出てきました。高校1年生の頃はルーキーリーグでも少しキャプテンをやらせてもらい、2年生の時に怪我明けのタイミングでトップチームに復帰すると、チームのために何ができるかを考えるようになったんです。そこで監督や仲間から少しずつ信頼されて、キャプテンを託してもらえるようになりました」
Q:昨年度は竹ノ谷選手もレギュラーとして選手権優勝を経験しました。注目度が高まる中で迎えた今季はプレッシャーもあると思います。部員数も多い中で、まとめていく上で大変だったことはありますか?
「優勝したことで注目もされますが、監督からも、『チームとして取っただけで1つ上の先輩たちが取ったんだぞ』というのをかなり言われました。自分たちが取ったわけではないので、『0からはじめる』。その意識は持っているのですが、もっと意識しないといけません。練習の強度を含め、1つひとつのベースや基本を高めていかないと、厳しいプレミアリーグを勝ち切れません。そこをチームのモチベーションとして、どうやってみんなで突き詰めていけるか、どうやって100%に持っていくのか、これからもしっかり取り組んでいきたいと思います」
Q:前橋育英と言えば、キャプテン以外に部長、寮長がいます。この3人でまとめていくことがチームの伝統ですが、今年はどうですか?
「今年も部長と寮長がいて、うまくバランスをとりながら話し合いをしてやっています。部長と寮長は試合に絡めていませんが、自分がダメだった時にしっかりやってくれます。チームをまとめるのは1人だときついので、みんなで話し合ってやれていると感じています」
Q:今年の意気込みを教えてください。
「上のレベルに行くために、簡単に優勝という言葉を使ってはいけないと思います。監督からそう言われているので、目の前の試合に対して100%出し切って、インテンシティーでも自分たちらしいサッカーをして、その上で良い結果を残したいと思います」
【前橋育英】『0からはじめる』全国優勝達成後のチームをまとめる竹ノ谷優駕の今年の戦い方とは【キャプテン】
ゆるネタ2025.05.16