<質問1>
監督やコーチに「プラス思考で考えろ」と言われるのですが、ミスをしたり、そのミスについて監督やコーチから何かを言われるとどうしても後ろ向きに考えてしまいます。
プラス思考ってどうしたらなれることができるのでしょうか。

<質問2>
高校2年生です。僕は、小中高とサッカーをやってきたのですが、自分の成長に限界を感じています。体力、走力、技術など、これ以上伸びないような気がしています。僕のような選手でも、何か出来ることがあるのでしょうか。是非アドバイスをお願いします。

<回答>
上の2つの質問は、同じ回答ができます。

まず、「自分の成長に限界を感じる」とは、まさにマイナス思考の考え方です。
「自分を信じる」「自分の未来を信じる」「自分の可能性を信じる」ことができないマイナス思考をプラス思考にしてはいかがでしょうか?

また「ミスをする」ことはいいことだと考えられない。「ミスをするからうまくなる」というプラス思考ができないことが原因です。

サッカーはミスをするのが当たり前のスポーツです。日本代表でも試合中に何度もミスをします。しかし、彼らは、同じミスを2度とくり返さないはずです。
なぜなら、「ミスをして悔しい」という思いと同時に「ミスのおかげで自分の欠点がわかった。これを直せばもっとうまくなれる」と考えているはずです。

これがプラス思考です。
ミスをすればするほどあなたは、うまくなるのです。
誰でも最初は「へた」だったのですが、うまくなることを「楽しみ(プラス思考)」にした選手がJリーガーになれたり、日本代表として世界で戦う楽しみを得ることができるのです。

練習をすることは、うまくなるためにやるのです。
練習をしてもうまくならないのは、あなたの考え方が間違っていたり、練習方法が間違っていませんか?いや間違った練習方法でも、試合をイメージして、このテクニックはこうすれば試合でこう活かせる、このミスをこうすれば試合でこう活かせると考え(イメージし)ながら、練習をするのが一流選手です。

一流選手のまね(考え方・プラス思考)をするのがメンタルトレーニングです。
たとえば、ボールリフティングをするとき、試合の場面でこんな状況になれば、こうボールをコントロールすれば、パスが・トラップが・シュートがうまくいくとイメージしながらやるのです。

またプラス思考になるためには、口から出る言葉や会話を全てポジティブにして、目・顔・姿勢・態度・動き・プレー・歩き方・走り方・生活態度を全て、自信があるふりをするというプラス思考になるためのトレーニングがあります。
なぜなら、プラス思考でなければ、ポジティブな言葉(ひとり言)や会話(挨拶・声かけ・練習や試合でのコミュニケーション)ができないはずです。

そこで、逆にすべての口から出る言葉や会話そして姿勢や態度をポジティブ(自身や余裕があるふりをする)にするのです。まずは、チャレンジしてください。

簡単にできるのが、元気よく大きな声で挨拶「オハヨー!、こんちはー!さよならー!いただきマース!ご馳走様でしたー!いってきまーす!ただいまー!」ということ、ミスをしたら元気よく「すみませーん!次いきまーす!次がんばりまーす!」といって気持ちを切り替えるのです。

また常に「絶好調!」「よーし!」「元気―!」「まだまだ!」「できる!」「やれる!」「俺に限界はない!」と口に出してみましょう。