<質問>
試合中や練習中にひとりごとでモチベーションがあがるようなことをつぶやいていますが、これは効果がありますか?
<回答>
このひとり言のことを「セルフトーク」と言います。
これは、スポーツ心理学の研究で効果があると証明された心理的スキルです。
ただし、その目的・使い方・その効果を理解して、毎日の練習や生活でコツコツとトレーニング(強化)して、自分の心理的スキルとして身につけ、試合で活用できるようにすることが重要です。これをやればすぐ効果の出る魔法ではないということは理解してください。
このセルフトークは、「よし」「まだまだ」「いける」など普段の練習や試合で普通の口に出る言葉(ひとり言)を活用して、自分のメンタル面を強くするメンタルトレーニングの心理的スキルです。
一流選手とかプラス思考の選手は、
「よ〜し!」
「まだまだ〜!」
「いける!いける〜!」
「次!次〜!」
「OK!OK〜!」
「強気!強気〜!」
「ドンマイ!次だ〜!」
などのポジティブなひとり言(セルフトーク)を使います。
そこで、一流選手やプラス思考の選手をまねしてみよう。プラスのセルフトークで、集中力を高めたり、気持ちを切り替えたり、やる気を高めようという目的で、毎日の生活や練習の中で24時間「ポジティブなセルフトーク(ひとり言)」を使うというトレーニングがあるのです。
あなたが調子がいい時は、ポジティブなセルフトークをしているはずです。
しかし、落ち込んでいる時や調子が悪い時、また3流選手やマイナス思考の選手は、
「エー!」
「うそ!」
「まじ!」
「なんで!」
「何やってんだよ!」
「いいかげんにしろよ!」
「きちー!」
「だりー!」
などのネガティブなセルフトークが多いという事実があるのです。
つまり、自分の調子を取り戻すためにも、自分がうまくなるためにもこのポジティブなセルフトークを身につけることは非常に大切なトレーニングになるのです。