<質問>
監督が大人になれ そういう選手が増えたらチームが強くなるって言います。
そこで1番大人じゃないと言われた自分はどうすれば大人になれますか? 大人になるってどういうことですか?
<回答>
まずあなたが、監督に「大人になれ」言う意味を聞くことが最初の手順ではないかと思います。監督が何を求めているのかを理解しなければ、大人になりようがないと思いませんか?
私が考える「大人ではない・子供」とは、監督のロボット(言われたとこしかやらない・怒られないとやらない・自分で考えて行動できない・自立・自律できていない)になっているのではないかと考えます。
たとえば・・
人より早くグランドに来て、少しでも上手くなろうという「やる気」がない、
自分から声をだしてみんなを盛り上げるような「リーダーシップ」がない、
自分の背中でみんなを引っ張る「キャプテンシィ」がない、
自分の嫌いなやりたくない練習を頑張れる「プラス思考」がない、
きつくなった時こそ頑張れる「根性:忍耐力や闘争心」がない、
ゲームですぐ服を引っ張ったり、足をかけるような「ズル」をしないような「プライド(自信)」がない、
監督のアドバイスを素直に聞ける「プラス思考」がない、
試合でのミスや失点から気持ちの切り替えができない、
また最後まであきらめない精神力がない、
ピンチでプレッシャーに負けない「セルフコントロール能力」がない、
すぐ人のせいにするマイナス思考を自分が頑張りなんとかしょうとする「プラス思考」がない、
試合中にチームメイトに文句を言うマイナスの「コミュニケーション」が多いなどはいかがですか?
自分に自信があり、サッカー選手としてプライドを持った「大人の選手」ではないあなたを見て、監督は「大人になれ」と言ってのではないかと想像します。
そこで、メンタルトレーニングを導入して、
①自分の夢や目標を明確に持ち、その夢や目標に向かって自分のやるべきことを理解し、やる行動力、それもやる気のある行動(練習やプレー)をしてはいかがでしょうか?
②プレッシャーで緊張しても、そのプレッシャーを楽しめる気持ちやリラクセーションなど、何をどうすれば気持ちのコントロールができるか理解し、実践できるようにしましょう。
③気持ちが乗らない時ややる気がないときは、サイキングアップで気持ちを載せたり、やる気ができるようにする心理的スキルを身に付けましょう。
④サッカーが好き・楽しい・面白い、だからきつい苦しい練習も自分が上手くなるために楽しもうという気持ちである「プラス思考」の心理的スキルを身に付けましょう。プラス思考だから、上手くなりたいから、自分で自分を追い込むことができるし、監督にどうすればもっと上手くなれるか、自分から聞きに行き、アドバイスをもらうことができるはずです。
⑤サッカーは、戦術が重要ですので、監督も戦術の話をよくすると思います。この戦術を考えるのが「イメージトレーニング」です。どこにどんなパスを出せば、誰につながり、どのようにゴールをするかを考えることは、まさにイメージトレーニングです。あなたが自分の位置取りをどうして、どんな役目で、どんな役割を果たせば、試合で勝てるのか?を考えれば、サッカーがもっとうまくなるし、考えたプレー「大人のプレー」ができるようになるのでは??
⑥やはり、自分はサッカー選手としてのプライドを持っているかかどうかだと思います。プライドがあれば、手を抜いたり、ズルをしたり、他人の文句を言う、気持ちが切れていい加減なプレーをすることはないと思います。あなたの考える「大人の選手」は、どんな選手ですか?