<質問> 

新チームになり去年のチームから出場していた自分は同じく出場していた一年生にポジションを奪われ、先生にポジションを変えられ、ベンチになることも多くなりました。

それでたまに出場したりするとその一年生に遠慮してしまって、パスを要求されると自分でいけるところでもパスしてしまったりします。いったいどうしたら遠慮せずにプレーできるのでしょうか?アドバイスお願いします。


<回答>

メンタルトレーニングを指導する立場から言えば、「あなたに自信がない」からだと思います。「自信をつければいい」ということは簡単ですが、あなたは自信の付け方を知っていますか?また自信をつけるためのトレーニングをしていますか?


自信をつけるためには、「練習」による自信が重要です。これだけやっているから大丈夫という自信、誰にも負けないくらい努力をしているという自信です。あなたの質問から、

「・・一年生にポジションを奪われ、先生にポジションを変えられ、ベンチになることも多くなりました」とあります。これからは、「先生のせい(責任)・1年生のせい(責任)」にしているように感じます。あなたに実力があれば何も問題ないことを、他人のせいにしているように感じます。これこそメンタル面の弱い選手の考え方です。


メンタル面が強ければ、「悔しい!先生を、1年生を見返してやる」という気持ちで自分を高める努力をするはずです。こんな人がうまくなり、Jリーガーなどになれる1流選手だと言えます。また「先生は、俺の長所を見て、このポジションの方が伸びるだろうと考えてくれている」「先生は、俺の将来の可能性を信じて、このポジションを経験させようとしてくれている」などと考えられる人もプラス思考で、これから伸びる1流選手の素質のある人だと思います。


それより、「あなたは、先生に、なぜポジション変更なのですか?」と聞きましたか?伸びる選手は、「納得」して行動しますので、先生にその意図を聞いて、納得して練習や努力をするはずです。聞きもしないで、「悩んだり」「いらないことを考えていませんか?」これこそが3流選手で終わる選手の行動です。

自分が上手くなるための情報収集や納得できる考え方をすれば、練習に対する思い入れや目標が明確になるはずです。下手だから練習するのです。上手くなるためにどんな練習をすればいいか、先生に聞けばすぐ教えてくれると思います。あなたの長所や短所を一番観察し理解している先生をうまく利用してはいかがでしょうか?


あなたに自信があれば、プレーでの迷いもなくなります。そこで、もうひとつ、メンタルトレーニングの自信に付け方を紹介します。あなたの口から出る言葉の全てをポジティブにすること、あなたの目・顔・態度・身振り・手振りすべての行動を自信がある振りをするというプラス思考のトレーニングがあります。やってみませんか?