<質問>

試合中に罵声を浴びせられてプレーがもっとダメになるというのは言い訳ですか?いま高校二年です。新人戦のリーグ戦をしているのですが、いつも試合で罵声を浴びせられて気持ちも沈んでしまいます。そしてプレーの質も悪くなります。

こんな罵声ごときでプレーが悪くなるとかテンションが下がると言うのは言い訳ですか?チームメイトにこの事を相談したら「もっとポジティブに考えろ。いちいち気にするな」と言ってくれました。でも、やはりどの試合でも罵声を浴びせられます。

下手な自分が悪いからしょうがないけど辛いです。罵声を浴びせる人達は「期待してるから言うんだ」と言ってます。罵声でプレーの質が低下するというのは自分の都合のいいようにしてるだけなのでしょうか?

<回答> 

試合中に罵声を浴びせるのは、「他人」です。メンタルトレーニングでは、他人はあなたがコントロールできない(どうしょうもできない)対象です。つまり、あなたが何もできないのであれば、どうすればいいと思いますか?


ただひとつ、あなたができることは、罵声をプラス思考に取るか、マイナス思考に取るかという「あなたの判断(決定)」です。トップレベルの選手は、他人からの罵声を聞き流したり、逆に「心のエネルギー」に出来ることが分かっています。簡単です。あなたが、「プラス思考にする」と決めればいいだけです。できないなら、いつまでも他人の罵声で、「右往左往(悩み・苦しみ・パフォーマンスがだめになる)」を繰り返すだけです。あなたのコーチも友人も他人ですから、あなたを助けることはできません。しかし、あなたの素晴らしい友人がいいアドバイスをすでにしてくれているのに、まだ悩んでいるあなたが、あなた自身が問題(決断できないで悩む)なのです。


気持ちの中でできないならば、行動でトレーニングする方法があります。罵声を浴びたら、手を振って、にっこり笑って、「ありがとう!」と言いましょう。まずは、これだけやってみませんか?


ここでは、インスタント的な方法を紹介していますが、ぜひ本格的なメンタルトレーニングを実施することをお薦めします。それが、あなたのサッカーを上達させることにつながると思います。ズバリ、あなたはメンタル面が弱いから、こんなことで悩むのです。悩むというのは、マイナス思考です。だからこそ、プラス思考のトレーニングを中心に、メンタルトレーニングを実践して欲しいと思います。


精神力(メンタル面)は、メンタルトレーニングで強くなれますというのが、私たちの理論です。待っていても、誰も助けてくれません。他人ですから、自分でやるしかないのです。あなたがコントロールできるのは、あなた自身だけです。あなたがコントロールできない他人のことを悩むことは時間の無駄だと気づいてください。