<質問>

一年生がしっかり挨拶してくれません。ここはキャプテンとしてちゃんと言った方がいいんでしょうか?教えて下さい。


<回答>

あなたがキャプテンならば、まずはあなたから気持ちのいい大きな声でまた笑顔で挨拶をしましょう。1年生がキャプテンは自分から挨拶してくれる素晴らしい人間性を持っている。信頼できる人だ、このひとについていけば上手くなるし、間違いないという信頼関係を築きましょう。つまり、あなたの背中(行動・言動・態度)で指導することをお薦めします。


 その上で、なぜ挨拶が必要なのかを説明しましょう。挨拶は、自分に対する気持ちのスイッチを入れる方法であること、気持ちよく挨拶できれば気持ちよく練習や試合ができること、自分のやる気を高めるために挨拶を(メンタルトレーニングの)テクニックとして使っていること、挨拶ができる人ほど上手くなること(なぜなら、自分の気持ちをうまくコントロールできるから、やる気や練習へのスイッチを入れることができる)などを説明しましょう。


次に、サッカーはチームスポーツです。みんなの心(気持ち)がひとつにならなければ、試合で勝てません。みんなの気持ちがひとつになって練習しなければうまくなりません。挨拶は、チームワークを高めるために必要なコミュ二ケーションスキルだということを説明し、納得させましょう。全員がプラス思考で、ボールをうまくパス(つなげて)して、またうまく連携してディフェンスしなければ、試合で勝てません。つまり、チームの人間関係が良好であることは、勝つための条件です。人間関係を上手くするには、気持ちのいい挨拶から始まり、意見の交換、意思の疎通、同じ方向にみんなの気持ち(目的・やるべきこと)が向いていなければ、上手くならないし、試合でも勝てません。


 そのためには、練習に来るのが楽しい、みんなで練習するのが楽しい、試合が楽しいという雰囲気が必要です。その楽しい雰囲気を作るためにも、挨拶やその他のコミュニケーションが必要だとみんなでミーティングしてはどうですか?全員の納得が必要です。


 ただ挨拶をしろと強制されても、形だけのチームワークでは勝てません。本当に心からみんなが尊敬し合うチームを作るリーダーがキャプテンですよ!

 これもメンタルトレーニングのひとつです。チームでメンタルトレーニングをやることがチームを強くするきっかけになるかもしれませんね!