＜質問＞

今、僕は高校２年生です。

サイドバックをしているのですが、なかなか試合に出ることができません。

利き足が左足というだけで先生に気に入られて試合に出ている１年がいるからです。

その１年生にはあたり負けもしないし、

体力も、スピードも、劣っているところはないのに、

なぜかその１年生はメンバーに入って、僕はベンチすら入れません。

僕は先生に嫌われているのでしょうか？

その１年生を使う意味がわかりません。

そのせいで最近サッカーが楽しくないし、集中できません。

やめることはいつでもできるけど、ここまで来たら辞めたくはありません。

この状況をどうにか打開したいのでよろしくお願いします。

＜回答＞

かなりマイナス思考になっていますね？

「先生に嫌われている」と考えること自体が

他人のせいにしているというマイナス思考です。

君がうまければ、先生は必ず使うはずです。

君のうまさが、まだ中途半端だということだと思います。

１年生に勝つか負けるかというレベルの低い考えを捨て、

好きなサッカーをもっとやる、やるからにはうまくなる、

うまくなれば楽しくなりますので、もっとやる、

そのうちにレギュラーどころか、選抜、大学、Ｊリーグ、

日本代表に選ばれるなど、もっと先の大きな夢や目標で行動しませんか？　

選手なら、てっぺんを目指すのは、

当たり前だという考え方がメンタルトレーニングにあります。

てっぺんを目指す過程（プロセス）で、

レギュラーになる、ベンチに入るなど小さなことは、

まだまだプロセス（自分が成長する段階）だと考えましょう。

最後に引退する時が勝負です。

それが中学・高校・大学・Ｊリーグ・代表・海外チーム・世界選抜であれ、

あなたが目指しているところはどこですか？

うまくなるのに、上達するのに限界はありません。

長友選手も、「世界一のサイドバックになるためには、

まだまだしなければいけないことがある」と言っていました。

あなたがうまくなるには、いくらでもやることがあると思います。

先生が自分を嫌いだとか、細かいことを考えているから、うまくならないのです。

他人は関係ないのですから、君ががんばって先生が「お前が必要だ」と言わせてみませんか？

これこそがメンタルトレーニングのプラス思考の考えでもあるし、

そのように思うことができるようにするトレーニングがプラス思考のトレーニングです。

あなたの口から出る言葉をすべてポジティブ、あなたの行動をすべてポジティブにしましょう。ここから、メンタル面強化が始まります。