<質問>
やっぱり、メンタルが強い人はイチロー選手のようにいつもポーカーフェイスで、
いいプレーをしても悪いプレーをしても動じない選手だと思います。
でも、自分はミスをしたら、「ゴメン」とか「あ?」とか言ってしまいます。
これってマイナス思考ですよね?
どうしたら直せて、ミスした時はどうすればいいですか?
また、いいプレーをしたら喜びを声とかにして出していいのですか?
教えてください。
<回答>
メンタルが強い選手の多くは、ポーカーフェイスの人もいますが、
ガッツポーズをして気持ちを表に出す人もいますので、どちらがいいとは言いきれないと思います。
そのスポーツのそのポジション、その人の経験や調子の出る(出す)方法で、やり方は違うとおみます。
たとえば、ゴン中山選手のように感情を表に出す選手もいれば、中田ヒデ選手のようにクールにプレーする人もいます。
さて、「ゴメン」「あ!」という言葉は意外とすぐ出るものです。
そこで、このようなやり方を試してください。
「ゴメン、次がんばります!」「あ!OK!OK!次いこー!」など、
ネガティブな言葉が出たらすぐにポジティブな言葉を
大きな声で元気よく出す(呼吸を強く)というテクニックです。
これができれば、気持ちの切り替えのテクニックにもなります。
いいプレーをしたら、ガッツポーズで喜びを大きなアクションや言葉で表すこともテクニックになります。
つまり、その喜びやいいプレーのイメージを頭の中の冷蔵庫に保管するのです。
そして、気持ちをのせたい時にガッツポーズをして、
「シャー!」などの言葉を使い、その時の気持ちや最高のプレーをした時のイメージを思い出し、
再度いいプレーを導くためのきっかけとするというテクニックもあります。
サッカーは、ミスのスポーツです。
だからこそ点が入らないし、ミスをするのが当たり前なので、
ミスをしたことを引きずるのではなく、次にいいプレーをするための
準備・気持ちの切り替えをした方がいいに決まっています。
胸を張り上を向いて(ヘッズアップというテクニック)、
「よーし!次行こう!」「ドンマイ(Do not mind!)気にするな」と
自分に言い聞かせるセルフトーク(ひとり言)を使いましょう。
ミスをしたら、次のプレーへの心のエネルギーにしましょう。