<質問>

チームメイトから、自分がA戦の試合に出たときに「なんで、お前みたいな下手くそが試合に出れるんだ、監督に好かれているからだ」と言われます。確かに、中学からサッカーを始めたので、経験豊富な人に比べれば下手くそですが、自分が試合に出れないからといって、みんながみんな「監督に好かれているから」だと自分が何も努力して来なかったかの様に言ってくるのが、嫌でしかたがないです。なんでそれをチームに言えないのかは、自分の技術がみんなより衰えており、特別すごい能力を持っていないので言い返すことができません。ひどい時は聞きたくもない陰口が聞こえます。なんでもネガティブにとらえてしまい、毎日家で悩む日々が続くのですが、どうしたら良いでしょうか?愚痴を書いて申し訳ありません。


<回答>

もっと自分の可能性を信じましょう。もしかして、監督は、あなたの可能性を信じているから、どんどん使って経験を積ませ、もっと伸ばしてやろうとしているのかもしれません。監督とは、うまい人だけを使うのではなく、その選手の可能性や隠れた素質を伸ばしてやろうとしているはずです。

他人のことは気にせずに、自分の未来を見て、今やれること「努力」を楽しみましょう。サッカーを長くやってきて、今はうまいけれども、そのうまさを鼻にかけて努力しない選手も多くいます。「井の中の蛙」ということわざ(諺)があるように、狭い世界でしか物事を見れない・考えられない選手を監督は見抜いているのかもしれません。「努力に勝る天才はなし」と言われるように、トップレベルの選手は、努力をする天才です。居残り練習や人に見られないところでやるコソ練など、やれる選手が伸びるものです。本田圭佑選手が子供の時から「ACミランで10番」をつけるとほらを吹きながら本気で努力したり、「世界一のサイドバックになる」という目標を持ち、自分のストロングポイントである走力や持久力を磨いた長友選手などは、まさに努力の天才だと思います。長友選手は、大学2年までベンチの外で太鼓をたたいて応援をしてましたが、2年後にはJリーガーとなり、オリンピック代表、そして日本代表となりました。最終的に、もっと先であなたのチームメイトが「あの時、俺もアイツみたいに努力していれば、もっと・・・??」と言わせてやるように考えれば、ワクワクして楽しくなりませんか?本田選手が言っているように、無理だと人が言うことをやって、驚かせるのが楽しいという気持ちでいかがでしょうか。