<質問>

上手な仲間と練習や試合をしていると、どうしても下がって消極的になってしまいます。失敗してもチャレンジしようと思っているのですが。


<回答>

あなたは、人・チームを見てプレーをする選手なのですか?つまり、強い相手・うまい相手と戦う時は、常に負けるということで理解してもよろしいですか?それでは、弱い相手・下手な相手と試合するしかないということになってしまいます。

サッカー(スポーツ)は、「試合で負けた・ミスをした」という悔しい思いを「練習」にぶつけて、「次こそは勝ってやる・勝つためにこれとこれをする」という努力をする楽しさがスポーツの本当の楽しさでは何のでしょうか? 「勝ったら嬉しい・勝てば気持ちがのるし自信がつく」「負ければ落ち込み自信をなくす、弱気になる」などの考え方は、二流選手の考え方で、どこか壁にぶちあたり、挫折していく選手の持っている考え方だと思います。

そこで、「うまい選手から技を盗もう・手本にしょう、勝てないのは自分が下手だから、上手くなるために努力しよう。この努力が楽しいだから、サッカーをやるのだ。」というようなプラス思考の考え方がありますが、これもこのような考え方をすればいいというようなものではありません。メンタルトレーニングは、「トレーニング」ですから、またプラス思考のトレーニングという名前がついているように、毎日コツコツとプラス思考になるためのトレーニングをして、その心理的スキルやテクニックを身につけてこそ、試合で使えるということになります。インスタントで、魔法のようにこうすればすぐこうなるというような「魔法のテクニック」ではありませんので、このことを理解してください。

具体的には、プラス思考にするトレーニングとして、24時間を使ってコツコツとトレーニングをして欲しいと思います。たとえば、あなたの口から出るすべての言葉(声・掛け声・気合・ささやき・会話・挨拶・感謝の言葉など)をポジティブに元気よく語尾を上げて言うというトレーニングがあります。またあなたの目・表情・姿勢・態度・行動・プレーの全てを自信があるように振舞ってください。このように「こうしましょう」というのは簡単ですが、「これを実践し、テクニックを身につけ、試合という本番で使いこなす(役に立てる・成果を出す)」には、あなたの努力(トレーニング)をコツコツとやる必要があります。また大きな夢・身近な夢・目標(長期・中期・短期)とそれを達成するための具体的な計画を立て、実行することで、やるきや練習の質を高めることが重要です。「どうですか?」これだけでも、すぐにインスタントではできません。しかし、世界のトップレベルの選手たちは、これを当たり前のようにやっているのです。あなたもどうせサッカーをするなら、夢を持って、サッカーの夢を達成するためにも、真剣にメンタル面強化もしませんか?