<質問>

高2の1月から高3の7月までの6ヶ月間、怪我でサッカーができずに、復帰した今もレギュラーで試合にでることができずに心が折れそうです。どうしたらいいですか?


<回答>

あなたは、「サッカーが好きなのですか?」「それともレギュラーが好きなのですか?」「レギュラーになればければ、心が折れてサッカーをやめるような選手なのですか?」

怪我をしたなら、「その間に何をしていたのですか?」本来なら、リハビリをしてケガを治すのは当たり前として、怪我から復帰してすぐレギュラーに戻れる準備をしていたのですか?例えば、足の怪我なら、腹筋・背筋・上半身の筋力・水中トレーニングなどで心肺機能の向上や維持・メンタル面強化のメンタルトレーニング(イメージ・集中・プラス思考・セルフコントロール・復帰した時の心理的準備)・ビデオを見て戦術面や技術面の頭の強化などです。

今の状態から、メンタル面強化をしていないのはよく分かります。メンタルトレーニングをすれば、怪我をして落ち込むどころか「よろこぶ」はずです。なぜなら、怪我をするということで、普通の選手は「落ち込みます」しかし、一流になれるような選手はこの状況で何をすればベストかを考え行動します。怪我をしたことは過去の出来事であり、もう二度とは戻ってきませんので、過去を考えるだけ時間の無駄です。未来のことを考えても、焦るだけです。そこで、今自分が何をすればベストかを考えるのがプラス思考なのです。つまり怪我をしたことを自分のサッカーの「プラス」になること、「向上」につなげることを常に考え行動するのです。だから怪我をしたことがその選手の未来に大きく貢献するのです。

さて、あなたは、「今自分が何をすればベストかを考え、プラス思考になれますか?」考えてください。あなたが今できることは、今のベストを尽くすことだけなのです。それ以外に何ができますか? 「落ち込んで、心が折れて」何かいいことがありますか? それなのに落ち込んで・心が折れかかっているあなたは、無駄なことをしていませんか?そんな事を考える暇があれば、自分ができるベストを尽くし、怪我をして良かったと言えるようにするしかないはずです。これこそがプラス思考です。

具体的には、プラス思考にするトレーニングとして、24時間を使ってコツコツとトレーニングをして欲しいと思います。たとえば、あなたの口から出るすべての言葉(声・掛け声・気合・ささやき・会話・挨拶・感謝の言葉など)をポジティブに元気よく語尾を上げて言うというトレーニングがあります。またあなたの目・表情・姿勢・態度・行動・プレーの全てを自信があるように振舞ってください。このように「こうしましょう」というのは簡単ですが、「これを実践し、テクニックを身につけ、試合という本番で使いこなす(役に立てる・成果を出す)」には、あなたの努力(トレーニング)をコツコツとやる必要があります。また大きな夢・身近な夢・目標(長期・中期・短期)とそれを達成するための具体的な計画を立て、実行することで、やる気や練習の質を高めることが重要です。今の状態で、「何をすれば、レギュラーに戻れますか?」いやそれ以上に「何をすれば、もっと上に行けますか?」このように考えれば、ワクワクして、やる気が高まり、早く練習がしたくなりませんか?それより、練習できなかった分、サッカーをすることが楽しくなっていませんか?もっと練習したいと思っていませんか?このような考え方をプラス思考といい、メンタル面強化をする(トレーニング)するのです。

「どうですか?」これだけでも、すぐにインスタントではできません。しかし、世界のトップレベルの選手たちは、これを当たり前のようにやっているのです。あなたもどうせサッカーをするなら、夢を持って、サッカーの夢を達成するためにも、真剣にメンタル面強化もしませんか? ほとんどのサッカー選手が怪我をして復帰しています。しかし、一流選手は、怪我をした時、リハビリの時、の考え方が一流なのです。だからこそ、怪我をいいわけではなく、心のエネルギーとして、自分の向上に役立てているのです。

「あなたはできますか?」「やりましょう!」 これこそがメンタル面を強化するということなのです。