<質問>

自分の部活は、レベル的にそんな高いレベルではないが、学年でのサッカーに対する意識がイマイチ統一出来ていないので、他の強豪チームはどのように全体の意識を合わせているのか聞いてみたい。


<回答>

強豪チームの誰に聞いても、「目標は日本一です。」と答えます。彼らは、日本一を目指ししているし、日本一になるための練習をしています。そのためにそこのチームに入っているのです。あなたは、何が目標で今のチームに入ったのですか?

本田圭佑選手は、日本代表として、いつも世界一・ワールドカップ優勝というはずです。長友佑都選手は、世界一のサイドバックになると常に答えます。

レベルが高い低いではなく、本気でサッカーに取り組んでいるのか、遊びで楽しくサッカーができればいいかの違いだと思います。ただし、他人はコントロールできません。他人の文句を言う暇があれば、あなたが「俺は、日本一になるためにサッカーをやる、Jリーガーになる、日本代表になる」と言い、同時にそのための練習や努力をすればいいのです。他人は関係ありませんし、あなたが他人の考え方を変える事はできませんが、あなたがその努力をしていれば、俺も俺もと共感を持ち、本気になる仲間が少しずつ増えるはずです。あなたの背中・行動でみんなを引っ張ることはできますが、口で文句を言っても他人は動きませんし、心も動きません。あなたができること、あなたの行動で示すしかないと思います。

私たちは、チームの意識を高めたりチームの変革をするために、次のようなアンケート調査をすることもあります。必ず、無記名で全員に書いてもらい、マネジャーが全員の書いたものをパソコンで打ち込み、ミーティーングで、こんな意見が出ています。チームの目標を達成するために、ここはこうしましょうというポジティブな意見を出しあいます。絶対ネガティブなこと不平・不満・文句は言わないで、何をどうしたらもっと良くなるかの意見を出し、キャプテンがそれをホワイトボードに書き、チームとしてやるべきことを決め、誰もが納得する形でミーティングを終わり、実行します。それが決まったら、監督にも参加してもらい監督の意見、監督への質問もしますが、監督にもポジティブな意見だけを話すようにお願いしましょう。途中から、説教になったり、監督の意見が押しとおるようなミーティングにしては失敗です。もちろん、選手同士でポジティブな意見だけが言えるチームにする事も目的です。チームにメンタルトレーニングの専門家がいれば、このようなことをやります。チームで導入することをお勧めします。この方法で、全国準優勝したチームも実際にあります。

<<アンケート調査>>

1年生にやってほしいこと、やってほしくないこと

2年生にやってほしいこと、やってほしくないこと

3年生にやってほしいこと、やってほしくないこと

監督に、やってほしいこと、やってほしくないこと