<質問>

ふくらはぎの筋肉について。 僕はサッカーをした後に1番ふくらはぎが疲れます。これまで、多数サッカーの体に関連する書籍を読んできて、ふくらはぎの筋肉はあまり使わない方が良いと書いてありました。どうすれば、ふくらはぎを使わずにハムストリングなどの体の後ろの筋肉を使ってプレーできるのでしょうか?


<回答>

ふくらはぎの筋肉の役割は足首を伸展させること。ふくらはぎの筋肉が疲れやすいということは過剰に足首を伸展させようとしている可能性があります。

足首を過剰に伸展させるということは、走ったり、方向を変えたりする時に「地面を蹴って」進もうとし過ぎているという事です。実際には、走ったり、方向を変えたりする時のエネルギーは「地面を押す」ことによって、地面から跳ね返ってくる地面反力を受け取ることによって得られます。接地した時に足首が屈曲して動きにタメ(動きが遅くなる=無駄な時間)が出来てしまわないように、足首をロック(固定)するためにふくらはぎの筋肉を使います。地面を蹴って進もうとすると、足の先端に意識が集中してしまいますが、効率的に動くためには、股関節から下半身を動かす意識で脚を運び、進行方向に対して大きな地面反力を得られるように接地し、タメが出来ないように足首をロックした状態で地面を押してエネルギーを得ます。

「蹴って進む」から「地面を押してエネルギーを得る」意識に変える!この原理を理解して動けるようになってくると、ふくらはぎの筋肉の疲労感はかなり軽減されてきますよ!