<質問>

高校2年です。体幹トレーニングと筋トレの違いを教えてください。 また、どちらを取り組んだ方がパフォーマンスが上がりますか?


<回答>

長友選手の活躍をキッカケに体幹ブームが到来しましたね!これだけ体幹トレが表に出てくると、『これだけをやっていれば強くなれる』というような錯覚に陥ってしまうかもしれません。しかし、トレーニングの負荷の違いによって得られる効果が異なるので、整理して取り組んでいく必要があります。

『筋肉に働きかけて成果を得るトレーニング』という大枠では体幹トレーニングも筋力トレーニングの一部分として位置付けられます。言葉本来の持つ意味としては、体幹トレーニングは体幹部の筋肉を刺激するトレーニングですが、他の部位とも連動して全身の安定性を高めるような取り組みとして行われています。負荷的には自体重やチューブ、バランスボールなどを使った低負荷のものが中心です。

筋肉を太くする、筋肉の発揮できるパワーを上げる、となるとウエイトを用いて負荷を上げて速筋繊維に働きかける必要があります。

つまり、どちらか一方のトレーニングのみに取り組むのではなく、筋力トレーニングという大枠の中で、体幹トレーニングとウエイト・トレーニングを目的によって使い分けて取り組むことがより大きな成果を生み出すということです。

全身の安定性を高める体幹トレーニングは、休み明けの動き始めや練習前に、ウエイト・トレーニングは週の前半で試合に疲労が残らないタイミングで実施する。双方をタイミング良く実施することによって、効果的に身体作りを行っていくことが出来るのです!