<質問>

来年から高校でサッカーをやりたいと思っているのですが、体力が足りないと思うので、そこをどうにかしたいです。


<回答>

来年から高校でサッカーをやりたいけど、体力に不安がある、ということですね。以前も中学一年生の選手が二年生との差を感じるという質問がありましたが、高校一年生と二、三年生も体力的な差を大きく感じる時期です。

特に体格の違いからくる力強さやスピードの差が現れやすい時です。

この部分は成長期にはつきものなので、受け入れながら徐々に成長を待つしかありません。(体格的な差に対する考え方は、2015年5月8日の回答文を読んでみてください)

ただ、文面からすると、すぐ息が上がってしまうとか、後半足が止まってしまう、けいれんしてしまうといったような持久力的な部分に課題を抱えているように思います。中学生年代は持久的な能力が伸びやすい時期ですから、持久的なトレーニングをすることによって能力を上げていくことができます。

だからといって、単純に持久走をするのではなく、サッカー的な動きの中で持久的なトレーニングに取り組むことが望まれます。

具体的には、様々なステップワークとジョギングを繰り返す、合間にドリブルのエクササイズを入れ込むなど、多少のスピードの変化もつけながら、息がはずむ程度の強度で20分〜30分程度を継続して行っていけると成果が期待できます。

成長期はそれぞれの時期で今出来ることに取り組んで、最終的に自分の到達できるパフォーマンスを上げていく、という考え方が大切になります。今抱えている不安は当然のことですし、高校生になってからも学年が上の選手達との違いを感じることでしょう。でも、自分が二年生、三年生となってくると状況は変わってきます。それが成長期だからです。そのことを受け入れ、向かい合って取り組んでいくことにより、変に自信を失うこともなくなりますし、自分が到達できるパフォーマンスを高くしていくことができますよ!