<質問>試合中、相手と接触があった際、悪いとわかっていてもつい感情的になってしまい、相手の悪口を言ってしまいます。どういう心構えでいればいいのでしょうか?

<回答>あなたが感情的になるということは、メンタル面が弱い・自分をコントロールできないということです。つまり、サッカーで、周りを冷静に見て・予測・判断・決断する能力が低いということになり、一流選手にはなれない可能性が高いと考えます。

そこで、メンタルトレーニングを実施して、自分の気持ちをうまくコントロールして、サッカーでうまくなり・試合で勝つための心理的競技能力を向上させることが必要です。サッカーは、相手との接触は当たり前です。その当たり前のことで、いちいち感情的になるということは、その場面でやるべきことを忘れて、反応が遅くなり、ミスが多くなり、最終的にはあなたのために試合で負ける可能性が高くなるということです。つまり、試合で監督が使いたくない選手・使えない選手だということです。レベルの低い段階では、コーチの注意程度で済むかもしれませんが、もっと上のレベルに行けば、使ってもらえないことになる可能性が高まると思います。あなたが自信を持ち・心に余裕を持っていれば、感情的にならないはずです。

メンタルトレーニングでは、プラス思考になるためのトレーニングやセルフコントロール能力を高めるトレーニング、気持ちの切り替えのトレーニング、また自信を持つためのトレーニングをして、心の余裕や自信を持つことが重要です。今のままでは、メンタル面の弱い三流選手で終わる可能性が高いと思います。もっと上のレベルに向上したいのであれば、技術・体力面だけでなく、メンタル面の強化もしましょう。