<質問>ウェイトベストを着て、ボールコントロール(リフティングやボールタッチ、パスコントロール等)を練習すると、プレーのインテンシティーは上がりますか?

<回答>通常の動きに負荷を加えて行うトレーニングをレジスティド・トレーニングと言います。代表的なものとして、ランニング動作に対して、チューブで引っ張ることにより負荷をかけて、筋力を強化していくトレーニングが挙げられます。

ウェイトベストを着てトレーニングをするということは、自分の体重に+αの重量を加えた状態で動くわけですから、負荷をかけることはできます。ただ、ボールコントロールの練習においては、前後左右の重心移動を伴わないため、腰、膝、足首などの関節のみに負荷がかかってしまい、狙いとする筋肉には刺激が入りません。

プレーのインテンシティーを上げるということは、筋肉の発揮する力を上げるということなので、重心移動を伴ったトレーニングをすることによって効果が期待できます。先述した通り、関節にも負担がかかるので、翌日に痛みや違和感が出ないようにトレーニング量を調整する必要があります。

ウェイトベストを着て、重心移動を伴うアジリティのトレーニングを行い、ベストを脱ぎ捨てて同じアジリティのトレーニングを行う。そして、翌日の関節の反応を見ながら、徐々にトレーニング量を増やしていくことによって、レジスティド・トレーニングとしての効果を得ることはできますよ!