昨年の第95回全国高校サッカー選手権東京予選Bブロック準決勝まで進出した都立の東大和南高校の大原康裕監督に、東大和南高校についての話を伺ったぞ!

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Q:東大和南高校はどのようなスタイルのサッカーをされるのでしょうか。
「去年のチームは、自分たちでボールを持つ時間を増やして主導権を握るサッカーをスタイルとしてやっていたので、そこがうまく試合で発揮できて去年は良い結果がでたのかなと思います。
今の新しいチームも同じスタイル(主導権を握る)でやっています。仲間同士でボールを繋いでというところを大事にしています」

Q:練習メニューから、主導権を握っていくサッカーのためのメニューを考えているのでしょうか。
「そうですね。本当に蹴る、止めるというところを大事にして、練習時間が短いのでほぼゲームのなかで実践していくという形です」

Q:実際、今日の練習では蹴る、止めるを意識されたが意識されたメニューは行われますでしょうか。
「ウォーミングアップ時でのパスとコントロールであったり、中距離や長距離のキックです。本当にシンプルで、どの高校をしていると思うんですけど、そこは大事にやっています」

Q:私立などと違い、スカウトなどはないと思いますが、東大和南高校の近くには東京の強豪クラブチームや中体連があると思います。毎年レベルの高い選手は入部されているのでしょうか。

「スポーツ推薦が一応あるので、南でサッカーをやりたい子は来てくれますね。クラブチーム、中体連問わず集まってきて、昨年好成績を残せたので、新しい1年生はクラブチームから良い選手が来たと思うんですけど、正直やってみないとわからないですね」

Q:生徒に生活面で伝えていることはありますか。
「当たり前のことですけど、挨拶や荷物の整理、時間の管理などは伝えています。サッカーも教えますが、学校の部活動なのでサッカー以外のところも大事にしています」

Q:都立ということで、練習時間やグランドを使える時間が限られると思いますが、そのあたり練習などを工夫されているのでしょうか。
「平日は野球部と反面ずつなので、ほぼゲームですね(笑)。アップをして、ひとつ練習をして、ゲームをしてゲームのなかでいろいろ制限を加えたりしてやっています」

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Q:東大和南高校は学力にも力を入れていると聞きますが、文武両道を目指している生徒が多いのでしょうか。
「もちろんサッカーがやりたくて入ってくる生徒もいますし、勉強も頑張りたいと生徒もいて、去年結果をだした選手は大学で結構よい大学に進めそうなので、今後ももっともっと実現できたらなと思っています」

Q:大原先生は東大和南高校で何年目の指揮となりますか。
「去年赴任して、昨年のインターハイと選手権しかやってないですね。

(指導の経歴は?)
初任校は養護学校だったのでサッカーには全く関わらず、前任校(葛飾野高校)からサッカー部の顧問として5年やりました。まだ全然です(笑)」

Q:生徒との距離感はいかがですか。
「スタッフに若いOBコーチがいるのですが、僕は距離をとっていないつもりですけど、まぁ距離はありますね(笑)」

Q:今後の意気込みを教えてください。
「各大会上位を目指すんですが、選手権で全国大会出場というところ目標にみんなでやっているので、そこですね」

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