2020シーズン始動!今回は、京都の強豪・京都橘高校サッカー部の米澤一成監督に、自チームのOB縛りで、歴代ベストイレブンを選んでもらったぞ!
・京都の強豪・京都橘|米澤一成監督がいま思うこと
・京都の強豪・京都橘|米澤一成監督が影響を受けた指導者やチームはどこ?
Q:これまで京都橘で指導してきた選手の中からベストイレブンを選出してください。
「うちからプロへと巣立った選手は前の選手ばかりなので、後ろは悩みます。真っ先に浮かぶのは、初めて選手権に出た年の主力だったDF重松謙(2010年卒)ですね。在籍時代もU-18の選抜に選ばれた実力で、歴代ナンバーワンのCBだと思います。同期の中居恒も普段はやる気がないプレーが多いのですが、名の知れた相手と対戦した際など、"ここは頑張らなあかん"と思った時の能力は凄かった。二人は指導者としての経験を積んだ今の僕ならプロに行ける選手に育てていたと思います。高校生時代の中井はヤンチャだったのですが、大人になってから飲みに行くと可愛いんです。もう一人は高谷郁弥(2011年卒)。ヤンチャだけど、ドゥンガみたいな選手で、あれだけチームメイトを鼓舞できる選手はいません」
Q:GKは高卒でロアッソ熊本に加入した永井建成(2014年卒)が浮かびます
「永井もGKとしての才能を持った選手ですが、大野将弥(2012年卒)を推したいです。ビッグセーブが多かった永井に対し、大野は175cmくらいしかないけど安定感が凄かった。今年、大学4回生の矢田貝壮貴と西川駿一郎(ともに2017年卒)も良いGKですが、一人を選ぶとなると大野ですね」
Q:前線は選ぶのが困るくらいOBが充実しています。
「仙頭啓矢(2013年卒、横浜F・マリノス)がトップ下で、2トップは小屋松知哉(2014年卒、サガン鳥栖)と岩崎悠人(2017年卒、湘南ベルマーレ)ですね。彼らに関しては説明不要でしょう。京都橘の歴史を築いてくれた選手たちです」
仙頭啓矢選手
小屋松知哉選手
岩崎悠人選手
Q:中盤は誰が浮かびますか?
「ボランチは佐藤陽太(2020年卒)と宮吉悠太(2014年卒)です。うちは志知大輝(2015年卒)、志知遼大(2020年卒)兄弟のようなセカンドボールを回収するタイプが多いけど、ベストイレブンを挙げるなら、攻撃もできる選手が理想。その点、宮吉は走力があり、前線が前に飛び出し空いたスペースを埋められる選手でした。陽太も似た能力を持っているので、バランスよく機能するはず。二人に任せておけば中盤は何とかなるだろうと安心して次の展開を見ることができます。左サイドは、中野克哉(2015年卒、京都サンガF.C.)ですね。右サイドは、スピードがあるドリブルが得意だった阪口貴之(2011年卒)を選びます」
中野克哉選手
京都の強豪・京都橘サッカー部|米澤一成監督が選ぶ歴代ベストイレブン【2020年 第99回全国高校サッカー選手権 出場校】
ゆるネタ2020.05.27