強豪校の監督が今までの指導者としての歩みのなか、影響を受けた人やチームはどこなのか...今回は、京都の強豪である京都橘高校の米澤一成監督にWEB取材でお聞きしたぞ!

・京都の強豪・京都橘|米澤一成監督がいま思うこと

「日本体育大学時代に指導を受けたオランダ人のアーリー・スカンスに大きな影響を受けました。下級生の頃に監督だった秋田浩一先生からはサッカーの戦い方について学んだ上で、アーリーから指導者としての基礎を学ばせてもらいました。中でも参考になったのは選手との関わり方です。アーリーは1日中グラウンドにいて全てのカテゴリーを見ていました。『彼は絶対にAチームでも通用する』とCチームから抜擢する選手も多かった。チームメイトのモチベーションになるだけでなく、『俺らもここを頑張ればAチームに上がれるかも』と自己分析をするきっかけになっていました。僕もアーリーの姿勢を見習い、土日はなるべく多くのカテゴリーを見るようにしています。指導者になってから、影響を受けたのは中村順(大宮アルディージャ育成部長)さんです。順さんの指導法を模倣し、アレンジしていったので、今の僕があるのは順さんのおかげと言っても過言ではありません。後はシンガポールの代表監督を務める吉田達磨も同い年ですが、化け物ですね。順さんに薦められ、仙石廉や酒井宏樹がいた頃の柏レイソルU-15を見た際に衝撃を受けました。昨年のチームのトレーニングを達磨に見て貰ったのですが、とても勉強になりました。サッカーの答えを持っているし、アレンジの仕方も知っているので尊敬しています。最後になりますが、指導者になってすぐの頃にお世話になった樋口士郎さん(四日市中央工・前監督)の存在も大きかったです。士郎さんは自チーム以外のしんどい仕事も快く引き受けていました。そうした人がいるから、三重県の指導者の結束が強いと思うんです。同じように京都も結束を強くし、より切磋琢磨できる環境にしたいと考え、今年から2種委員長や高体連の副委員長を引き受けました」

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