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強豪校ではないサッカー部監督が考えること、法政高校サッカー部古家監督「今年はやんちゃばかり。問題児と言われるが、表現が下手なだけ」

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選手やマネージャーだけではない、今回は法政高校の監督にも熱い思いを聞いてみたぞ!(企画・構成/MCタツ)

タツ:法政高校サッカー部の構成を教えてください。
古家監督:スポーツ推薦などで集めているわけではありません。たまたま集まってきた生徒たちでやっています。一番の楽しみは、スポーツ推薦もあって、有能な指導者もいるようなチームに、勝つことですよね。うちはコーチもOBだけです。そんな私たちが、そういったチームに勝つのは醍醐味ですよね。これまでも東京の強豪チームに何度も勝ってきています。あとはうちは付属高校なので、高校三年の夏まで部活をやれます。選手たちは、強制されるわけでもなく、自分たちの楽しみとして、のびのびとサッカーをやっていますね。

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タツ:練習を見ていても他の高校と比べて選手同士の声の掛け合い方がちょっと変わっているなと感じました。よく声が出ていて、凄くチームの和があるなと感じました。厳しさだけではなく、ファミリー感があるというか。
古家監督:そう言っていただけるのは一番嬉しいですね。サッカー部だけじゃなく学校としての校風もあるかもしれません。

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タツ:いわゆる強豪校とは違う場合、サッカー以外のことも多く教える必要があったりするんじゃないでしょうか。
古家監督:チームとして、仲間意識をみんなに植え付けてほしいと思っています。強豪校は100名~200名以上いるじゃないですか、うちは60名ぐらいです。だからうちはファミリーなんですよね。卒業してからもずっと付き合っていけて、お互いに刺激を与えられる仲間意識をもってやってほしい。仲間意識を持つということは「自分勝手なプレーをしない」ということなんですよね。常にフォアザチームを考えて、自分が何で貢献できるかを考えるようになることが大きいと思うんですよね。それを体現できた子たちは、大学や社会に行っても仲間を大事にすることが身についている。部活動の中でそういうことを身につけられるように、彼らには期待しています。

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タツ:今年の選手たちはどんな子ですか?
古家監督:今年はやんちゃですよ。クラスの先生や教科の先生からすると問題児ばかりです。でも僕からみると彼らは表現が下手なだけで、意見としては決して間違っていないんですよね。自分の意見を相手に分かってもらうように表現するのが下手なだけ。本当にその部分だけなんですよね。そういう表現の部分もサッカー部の活動を通して成長していると思っている。今は問題児だと言われても、卒業するときには「サッカーを通して成長したな」って周りの先生に思ってもらえればそれで十分だなと思っています。でも勝ち負けにはこだわりますよ。あとは彼らが好きなサッカーに打ち込めるためには、僕に対して校長がどう思おうが、他の先生になにを言われようが、なんでもやろうと思っています

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