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高校サッカー選手権ガイドの決定版、サッカー新聞エル・ゴラッソ特別編集『高校サッカー名鑑』を読めば、出場全48校の歩みやチームスタイルが分かる!
基本フォーメーションや背番号付きの最終登録メンバーリストも掲載。
ここでは、12月27日に発売された『高校サッカー名鑑』から、大会展望の記事を抜粋してお届けするぞ。

■ブロック別展望「Cブロック」
いわゆる「本命」のいないブロックとなった。「どこが勝ってもおかしくない」という言葉は多用され過ぎている印象もあるが、このブロックについては"まさにそれ"。どの高校も、初戦さえ勝ち抜ければ、何が起きても不思議はない。

その中で夏の高校総体で4強に入った東山は推す声は多い。総体後は低迷期もあり、府予選も万全の内容とは言いがたかったが、FW久乘聖亜という絶対的エースの存在もあり、何よりチームとしてのまとまりがあるのは強みだ。名門・丸岡との初戦をまず乗り切りたい。

戦力的には、続いて米子北の名前が挙がるだろう。昨年の大会を知るMF佐野海舟のほか、U-17日本代表DF高橋祐翔など下級生のタレントが台頭して秋以降に底上げも進んだ。派手さはないが堅さは抜群の地元・東京の国士舘との初戦がいきなりの山場だ。

経験豊富な高橋裕之監督率いるシード校の都市大塩尻は、初戦で初出場・瀬戸内と対戦。安藤正晴監督は「(タレントは)この10年で一番いない」と言うが、そのことで逆に育った挑戦者マインドが強みになった。MF佐々木達也を中心に、意図をもってボールを動かすサッカー自体も面白い。

その反対側に位置する2回戦、技術のある選手がハードワークする日本航空と、Jクラブも注目していた爆発突破系MF吉田源太郎を擁する四学香川西の対戦も興味深い。四学香川西は台頭してきた1年生たちの出来もカギか。

パワーと技術を有するMF永田一真を軸に素早い攻守の切り替えも光る岡山学芸館と6年連続出場の経験値をもつ遠野の対戦、GKからセンターFWまでセンターラインに好選手のそろった仙台育英と、DF酒本哲太を軸に粘り強い戦いを見せる一条の対戦も熱い。

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