サッカーは人間を成長させてくれる。

サッカーは誰もが点を取ることができ、誰もが守備にも参加できるスポーツ。試合になれば、それぞれがめまぐるしく位置を変え、極めて流動的な展開になるのがサッカーの特徴だ。つまりは全てのメンバーが全てのプレー、勝敗に対して責任を持つことが重要であり、こうした経験を積んでおけば将来にも役立つと、福富氏は言う。

「得点を取るのは直接的にチームに貢献するプレー。味方のおとりになったり、守備でカバーリングに入ったり、味方にアドバイスするのは間接的なチームへの貢献。どちらも非常に重要です。すべては"勝つ"ために自分ができることを考え、行動した結果ですよね。サッカーでこうした経験を積んでおけば、社会に出て会社などに入った時にもきっと役立ちます。自分が今、何ができるんだろうと考えて、組織に貢献する。このように、社会人の基礎的な能力を育んでくれるのもサッカーというスポーツのいい部分ですよね。自分が輝くため、チームが勝つため、チームワークを向上させるため、自分には何ができるんだろうと常に考え、行動してみてください。きっと少しずつ、結果が出てくるでしょう」

CHECK

シュートか?パスか? 究極の選択
ボールを持った自分にはシュートコースがほとんどない図のようなケース。でも味方にはシュートコースがありそうだ。自分は点を取りたい。でも一番の目標は勝つこと。だったら少しでも有利な味方へのパスを選択。そうすれば逆の立場になった時、味方は自分にきっとパスをくれるはず。

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Shinya Fukutomi
福富信也

1980年3月生まれ。横浜F・マリノス育成コーチを経て、東京電機大学理工学部・専任教員。これまで、Jリーグクラブのトップチームをはじめ、各カテゴリーで「チームビルディング」を用いた合宿をオーガナイズ。講習・研修会講師なども務める。日本フットボール学会、日本野外教育学会所属。

フリーマガジンSpike!掲載内容より転載