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全国の注目校が集まった「第2回 クライムファクトリーカップ in 鳥取」が、10月6日~8日に鳥取県内で行われたぞ。大会に参加したのは、主催の米子北高と就実高、帝京長岡高、京都橘高、徳島市立高の5チーム。昭和49年生まれの指導者を中心に選手権前の最終調整の場として行われてきた大会で、昨年から大会として整備され、本番さながらの白熱した戦いを繰り広げるのが特徴だ。

選手権同様の40分ハーフで行われた試合は実力が伯仲した相手ばかりとあり、どのカードも熱戦の連続になった。地元の米子北は初日に帝京長岡と対戦し、1-3で敗れたが、2日目の徳島市立戦は攻撃での良さを発揮し、2-1で勝利。FW葉間田累(3年)は、「選手権予選の試合数が少なく、他の県より成長が少ない。こういう全国の強豪と対戦できるのは貴重な機会。普段のプレミアリーグではほぼボールが触れず自分たちがやりたいことができないけど、今やろうとしている攻撃ができ、成長を感じた」と大会で得た収穫を口にしていたぞ。

悔しい2連敗となった徳島市立高にとっても全国レベルのチームとの対戦は貴重な経験で、GK中川真(2年)は「相手が強い中で、どれだけチャレンジャーとして戦えるかが大事だと考えていた。あまり自分たちの良い所が出せなかったけど、切り替えの速さがまったく違うことが知れたのは収穫。県内であまり負けることがないので、選手権前にこういう経験ができて良かった」と話していた。

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試合だけで終わらないのも今大会の特徴で、初日の午後には、大会のサポートを行った「クライムファクトリー」主催のコンディショニング講習会が行われたぞ。講習会はサポートを行う現役Jリーガーのデータを基に、規則正しい生活を送ることが試合でのパフォーマンス向上に繋がることが示されたほか、パフォーマンスを上げるために必要な栄養や試合の時間帯に応じた食事のとり方などが紹介された。「主菜を食べたり、五大栄養素が含まれたバランスの良い食事を口にする重要性が学べた。自分は親に作ってもらう立場なので、感謝の気持ちを持ちながら、これから親にお願いしたい」と帝京長岡のDF小泉善人(3年)は話した。

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元Jリーガーで現在はクライムファクトリーの社員として活躍する秋田政輝さんと國吉貴博さんの講演も選手権での活躍を誓う選手にとっては良い刺激だったようだ。京都橘のDF松田佳大(3年)が「プロを経験したお二人が普段から練習でどんなことを意識していたかと、コンディションをどのように整えていたかを聞けて良かった。特に國吉さんの中体連のチームから進んだ静岡学園で活躍するために取り組んだ工夫は参考になりました。全力でプレーしながら、練習から色んな人の技術を盗んだという話は真似しようと思った」と話したように、選手にとってピッチ内外での収穫が多い2日間となったようだ。

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