<質問>
身体能力は努力すれば上がるものなのでしょうか?アフリカ系の人たちみたいに生まれもったものなのでしょうか。

<回答>
我々日本人がウサイン・ボルトのように速く走ることができるかというと、それは難しいかもしれません。

しかし、彼は生まれ持った身体能力だけで世界のトップランナーになったわけではありません。小さいころから陸上クラブでトレーニングを重ね、脊柱湾曲性(せきついそくわんしょう)という身体のハンディキャップと向き合い、それに伴うハムストリングの度重なる肉離れを克服して、世界のトップに立っています。

人それぞれ持っている身体能力の違いはありますが、大切なことは、その能力を最大限に引き出して、自らのなせる最高のパフォーマンスを目指すことではないでしょうか。

走ること、蹴ること、止めること、ドリブルすること、戦術的な理解を深め、判断力を磨くこと、などなど、きっとまだまだパフォーマンスを上げる余地はたくさん残っていると思います。

うまくいかない時に、身体能力について考えるのではなく、うまくいかないのは何故か?という観点で考えてみてください。
そして、それを改善するためのトレーニングをする。ただただがむしゃらに頑張るだけでは、能力は引き出せません。

それどころか、トレーニング方法が間違っていると、どんどんパフォーマンスは落ちていってしまいます。目指すパフォーマンスからの逆算で、目的意識を持って取り組んでいってください。ウサイン・ボルトと同じ速さで走れなくても、彼に数センチでも近づくことはできるはずです!

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