<質問>
桐生選手のような走り方をサッカーでしたら、タメになりますか?少し真似をしてみようか考えています。

<回答>
速く走るための原理原則は、競技種目に関係なく同じです。
ただ、それぞれの種目によって特性が違う部分があるので、それぞれの競技に適応させていく必要性はあります。例えば、陸上100mのスタートダッシュとサッカーでの動き出しの数歩は、理論は同じでも、スタートの姿勢が違ったり、シューズと接地面の摩擦力も違います。陸上のスタートダッシュのようにサッカーで動き出してしまうと、スリップしてしまったり、視野を狭めたりしてしまいます。立った姿勢から視野を狭めず、スリップしないように動き出していくことが求められます。

一方、陸上100mのスピードを維持していく局面の動きは、サッカーでスペースへランニングしていく局面と共通しています。スペースへ出て行く、スペースに戻るといった局面では桐生選手の動きに近づけていけると良いと思います。

つまり、競技種目が違っても、共通する部分に関してお互いが共有し合うことは非常に有効だと思います。日本のスポーツ界は異種目間の交流が少ないところがまだまだあるのですが、他競技の良いところはどんどん吸収していけると良いと思っています!

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