＜質問＞
自分は体が細く、軸もブレブレで試合では大柄な選手とまともにやり合えません。メッシやイニエスタなどの世界の一流選手等は手を使いながらドリブルをしていますが、どのようにしたらドリブルや球際等に強い選手になれるでしょうか。

＜回答＞
ブレブレという言葉や腕が上手く使えていない様子からすると、まずはプレー時の姿勢が気になります。ドリブルをする時に、顔を下げてボールを見てしまうと、背中は丸まり、肩甲骨が開いてしまいます。そうすると骨盤も後傾してしまい、踵加重（かかと）の不安定な状態になってしまいます。また、この状態だと例え腕を張ったとしても背中の筋肉が効かないので大きな力は発揮できません。つまり、競り合いの時に相手を押さえることはできなくなります。

メッシやイニエスタのドリブルしている時の姿勢を見てみてください。顔は上がり、ボールは間接視野で見ながら、周りの状況を把握しようとしています。また、競り合いの時には良い姿勢で腕を張るので、背中の筋肉がよく効いています。

つまり、今の状況を改善するためには、プレー中の姿勢を良くすることから始めます。そして、良い姿勢で、競り合いの時には腕を張り、コンタクト時には重心を平行移動してお尻から当たりに行く。この２つを実践できれば、今とは全く違う状況になりますよ！」
※良い姿勢とは、肩甲骨が寄り、骨盤が後傾し、拇指球（ぼしきゅう）と小指球（しょうしきゅう）を結んだライン(親指と小指の付け根を結んだ横のライン)に体重が乗っている姿勢。

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