岡山学芸館高校サッカー部の寮生は、どんな1日を過ごしているのか?寮で生活をする為広春樹選手に話してもらいました!
■為広春樹
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:174cm/64kg
■自分の見てほしいプレー:「ビルドアップに自信があります」
◇岡山学芸館高校の寮生の一日
06:30 起床
07:00 点呼
07:15 朝食
07:45 朝練(個人)
08:30 ショートホームルーム
08:55 授業
15:45 ショートホームルーム
16:45 練習
19:30 片付け、移動など
21:00 夕食
21:45 寮に戻り、自由時間
22:00 夜の点呼
23:30 就寝
岡山学芸館高等学校のサッカー部部員は90名。そのうち30名が寮で生活しています。基本は4人部屋で1~3年が同じ部屋になるように構成されています。兵庫県出身の為広君の部屋は、ロフト付きで、天井の高い大空間。寮から学校までは近距離ですが、練習場までは毎日、自転車で30分ほどかけて通っています。練習場のすぐ隣には、新しい寮が建設中(写真:竣工間近の寮)です。取材にお邪魔したのはちょうど試験中。「片付けが出来ていない」と話していましたが、そんなことはありません。きれいに片付けられ、勉強するスペースも整理されていました。寮とは別棟に、「勉強室」が用意され、そこに行くことも多いそうです。寮で過ごす自由時間は22時頃から。皆で話をしたり、スマートフォンを触っているそうです。上下関係はほとんどなく、下級生も「仲間」という感じ。為広君は、「常に友だちがいるから淋しくない」と言います。つらいことがあっても、皆とわいわいしていたら忘れるそうです。夜は遅くても深夜0時には眠ります。
練習場は、12年4月に完成した人工芝のコート。J2のファジアーノ岡山も専用練習場がなかった時代、ここで練習をしていた時期がありました。90名の部員はAチームとBチームに分けられていて、同じグラウンドですが、練習へ別に行われます。為広君がAチームに入ったのは2年生の後半でした。3年生になってからも、Bチームに行くことはあったそうで、厳しい競争が常にあります。
岡山学芸館のサッカーは、ボールをつなぎ、攻守の切り替えを速くして、全員でゴールを狙うサッカー。高原良明監督はミニゲームの最中から、「アクション」、「狭い局面に入って行く」、「名前を呼ぶ癖をつけろ」と声を掛けます。監督の話は全員、直立不動で聞きます。この日は試験中とあって練習は約1時間半で終わりましたが、スピード感があり、激しい当たりも目立つメリハリの効いた内容でした。「うちはチーム力で勝つしかないんだよ」という高原監督の言葉が印象的でした。
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