京都の強豪・京都橘高校サッカー部のキャプテンは、どんなやりがいを感じて、どんな苦労をしてきたのか。取材協力してくれたのは、チームをまとめる篠永雄大選手!

総体ベスト4の東山の強さとは?

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篠永 雄大
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:162cm/58kg
■出身チーム:FUT6(福岡)
■自分の見てほしいプレー:ボランチから得点に絡むプレー

Q:キャプテンになった経緯を教えてください。
「1年生の頃からチームを引っ張って行こうと考え、自分の学年で試合をする時は自分が発信してチームをまとめようと意識していました。昨年は副キャプテンをやっていたので、自分たちの代になる前から、"篠永がキャプテンだろう"という雰囲気があり、新チームが始まるミーティングで米澤監督から正式に指名されました」

Q:キャプテンになってから意識していることはありますか?
「困っている歳下に『大丈夫か?』と声を掛けたり、よりチーム全体のことを気に掛けるようになりました。新チームになってすぐは一致団結出来ていなかったり、橘の伝統や決まりを伝えないとダメなので大変でしたが、誰かがやらかすとチームの輪も乱れてしまうので、そういうのは無くそうと頑張っていました。僕だけでなく、3年生のしっかりした選手と1年生を集めて話をしたり、何度言っても分からない選手には1対1で厳しく指導したりもしました」

Q:自分的にはキャプテン向きの性格だと思いますか?
「周りは見えているつもりです。僕が気付けていない部分は、他の3年生が指摘してくれたり、助け合いができています。僕一人で頑張るのではなく、一緒に考えながら、チームをよくしていくのが今年の特徴だと思います」

Q:キャプテンをやっていて良かったと思う瞬間を教えてください。
「僕がいない試合の時に、チームメイトが『早く戻ってこい』とか、『いないと困る』などと言われた時は嬉しかったです。反対に僕らの代は、まだ何も結果を残せていないので、キャプテンとして責任を感じる時もあります。これまでの先輩たちに申し訳ない気持ちがあるので、選手権こそは結果を残さないといけません。ただ、プレッシャーを抱え過ぎても空回りするので、プレッシャーを良い方向に持っていきたいです」