昨年度の選手権では、初出場とながらもベスト4に進出し、大会に旋風を巻き起こしたのが瀬戸内高校だ。MF安部裕葵選手(鹿島アントラーズ)の母校と知られる広島の強豪校はどんなトレーニングをしているのか?そんな読者の疑問に答えるべく、ヤンサカはある日のトレーニングに密着した。
瀬戸内高校はこれまで奪ってから縦に速いサッカーを展開していたが、昨年の途中からは技巧派の選手を活かすために最終ラインからの丁寧なパスサッカーに方向転換。選手権ベスト4入りを果たした主力が多く残る今年も自慢のスタイルに磨きをかけるために、パスをテーマにした練習に取り組んでいる。取材日もウォーミングアップを終えると、4人組でのパス交換、中距離での対面パスなど基礎練習で汗を流した後に、公式戦さながらのテンションで3対3と4対4をこなしていた。
今回のトレーニングでは、選手権でも活躍した田辺利樹選手ら4人が足のアーチの高さを測定し、ZAMSTのファンクショナル(機能性)インソール『Footcraft AGILITY GRIP(フットクラフト アジリティグリップ)』を着用した。アーチ(土踏まず)の高さによって、『HIGH』『MIDDLE』『LOW』の3パターンが用意されたインソールで、地面を捉える理想的なグリップ力が従来品と比べて格段に高いため、切り返し動作などの質のアップが期待される。土踏まず(アーチ)がしっかりとサポートされるため、「試合終盤などに疲れると脛が痛くなる」(中川歩夢選手)といった悩みを緩和する効果もあるという。
瀬戸内高校の選手は初めて見るインソールに興味津々で、実際に足を置いただけで、従来品との違いに驚きの声を挙げていた。それぞれのスパイクに合ったサイズにカットし、トレーニングで使用すると、効果をより実感したようで、これまでスパイクに付属するインソールを使用してきた下田倫也選手は「最初は慣れなかったけど、すぐに馴染んだ。これまでは偏平足とスパイクの中でのズレに悩んでいたけど、ストレスなくプレーできた」と喜びを口にした。
以前のタイプから材質が改良されたのも商品の特徴で、「これまでは滑っていたけど、このインソールは足にしっかりフィットしている」(松崎聖人選手)。瀬戸内高校のトレーニングの締めとして恒例の20mダッシュのトレーニングになると、よりインソールの効果が実感でき、田辺選手は「走りの時に効果を実感した。ターンや切り返しの際に踏み込む力が増し、速くなった」と好感触を得ていた。『Footcraft AGILITY GRIP(フットクラフト アジリティグリップ)』を着用した4選手が、「これからも愛用する」と話したようにインターハイ、選手権への出場と昨年以上の成績を狙う瀬戸内高校の新戦力として活躍しそうだ。
ZAMSTの測定器は、全国の取り扱い店舗に置いてあるので、ヤンサカの読者の皆もまずは自分のアーチタイプを測定してみてはどうだろうか?インソールに拘って、ライバルたちに差をつけよう!