中高生にとって、部活動は青春の大切な1ページ。汗を流し、仲間と切磋琢磨する日々の中で、身だしなみへの意識や自分らしさを表現することも、大人への第一歩となるのではないでしょうか。

そこで今回は『シーブリーズ』の製造販売元である株式会社ファイントゥデイ 事業推進部 トレードマーケティングG グループマネージャー・石井洋輔さんに、桐蔭学園高校サッカー部とのスポンサー契約を通じた、若年層支援の取り組みについて話をうかがいました。(取材・文 鈴木智之)

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■美意識を育む、パーソナルケアの入り口

Q:最初に、中高生アスリートを応援しようと思ったきっかけを教えてください。

A:株式会社ファイントゥデイは、2021年に資生堂のパーソナルケア事業から独立して創業しました。コーポレート認知がまだまだ低いという課題があると同時に、若い世代の方々を含めもっと多くの人にパーソナルケアを意識していただきたいという想いを持っています。

パーソナルケア商品は、若い人たちが美意識を意識し始めた段階で、最初の一歩として使っていただくことも多いです。例えばシーブリーズは制汗剤の中でも、ティーンのユーザーが多いブランドです。制汗剤や化粧品を使い始める若年層との接点を、より持つことができないかと考えていました。

私たちは「美意識」を経営の土台としているのですが、これは外面的な清潔感だけでなく、内面的な美意識も含んでいます。中高生にとっては清潔感を入口に、美意識や自分らしさを意識するきっかけになってもらえればと思っています。

Q:桐蔭学園高校サッカー部とスポンサー契約を結ぶことになった経緯や決め手を教えてください。

A:部活シーンへの支援を検討していた中で、昨年から、当社の経営理念や価値観と親和性のある学校様を探していました。

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桐蔭学園高校サッカー部様は部活動で成果を上げられているだけでなく、桐蔭学園様全体としても、文武両道という方針のもと、部活動を単なるスポーツだけではなく人間形成の場としても重視されており、また地域との密接な結びつきの構築にも積極的です。そういった考え方に共感したことが大きな要因でした。また、OBの結束の強さ、幼稚園から大学まで運営されている幅の広さも魅力的でした。昨年末に契約を結び、今年4月の高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグの開幕に合わせて、シーブリーズならびに、ファイントゥデイのロゴをユニフォームに掲載していただいています。

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私自身、実際に試合を拝見したり、保護者会に出席させていただいたりしましたが、チームとしての一体感や団結感を非常に強く感じました。監督・コーチと選手たちがリスペクトをベースにした良い関係性を築きながら、それぞれの自主性を発揮しています。男子サッカー部の試合を女子サッカー部や大学サッカー部も応援に来るなど、オール桐蔭学園という団結感が印象的でした。

■スポーツをより楽しく、爽やかに

Q:具体的にどのようなサポートを行っているのでしょうか?

A:私たちとしては、単なる部活のスポンサードにとどまらず、相互に多様な価値を創造するアクティビティを一緒に展開したいと考えています。昨年末には、大学主催のスポーツチャレンジ教室に当社が参加し、地域のお子様と保護者の皆様に製品のサンプルをお渡ししました。スポーツを楽しむだけでなく、汗をかく機会を前向きに捉えていただきながら、スポーツのトータルな楽しさを体感していただけたと思います。
これからも、さまざまな価値を共創する、WinWinな関係性を築くべく取り組んでいきたいです。


Q:シーブリーズを通じて、部活生の日常にどんな価値を届けたいと考えていますか?

A:部活は楽しいけれど、苦しいこともあります。スポーツの場面をより楽しく過ごしていただきたいですし、シーブリーズが部活動や青春の1ページに彩りを与えるきっかけになればと思っています。

シーブリーズの清涼感や香りというベネフィットを通じて、夏場は暑く、苦しい部活というだけでなく、楽しくて爽やかな思い出と結びついたり、「サッカー部は清潔感、清涼感があって良いね」と思われるようになったりすると嬉しいです。

■メンタルコントロールのツール

Q:試合前の勝負ルーティンとして、どんな使い方をお勧めしたいですか?

A:シーブリーズの最大のベネフィットの一つは、香りです。スポーツでは気持ちは熱く持たなければいけませんが、頭はクールでいる必要があります。自分の好きな香りを纏うことで、心を落ち着けるきっかけになったり、リフレッシュしたりとメンタルコントロールにも使っていただき、試合や練習に臨む際の力になれればと思います。


実際に選手たちは、休憩のタイミングや練習後にシート類で汗を拭いたり、部室で着替える時にシーブリーズを使っています。ハーフタイムに使って、気持ちを切り替えるのも良い使い方だと思います。

Q:スポーツを通じて、中高生に伝えたいメッセージをお聞かせください。

A:スポーツは人生にとって、重要な要素のひとつだと思っています。多くの方にとって、スポーツはライフスタイルの一部になっているのではないでしょうか。当社の製品とともに部活動やスポーツシーンを楽しむことで良い思い出として心に残り、その後の人生でもスポーツを楽しむきっかけになればと思います。

実際、桐蔭学園高校サッカー部様は、今年13大会ぶりにインターハイ出場を果たし、プリンスリーグ関東でも3位(第9節終了時点)につけるなど好調です。良い形でシーズンを進められていて、私たちのサポートが少しでも力になれていれば嬉しいです。これからも一緒に成長していけることを、楽しみにしています。