2025年41校目は、兵庫県代表として全国高校サッカー選手権を戦う神戸弘陵学園高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの今井凛太朗選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況、選手権への意気込みを語ってもらいました!
今井 凛太朗
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:174cm/71kg
■前所属チーム:福知山ジュニアユースクラブ(京都)
■見てほしいプレー:ヘディングと球際の寄せ
Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「例年は新人戦が終わったタイミングでキャプテンが決まるのですが、昨年は選手権の準々決勝で負けていたので、いつもより早く新チームがスタートしました。昨年12月にプリンスリーグ最終節が終わったタイミングで、谷純一監督から梅原良弥と池壱樹と僕の3人が呼ばれ、『早めにキャプテンを決めて、まとめていった方が強くなれる』と言われました。そこで『やってくれるか』と聞かれ、自信があったので引き受けました」
Q.自分が選ばれると思っていましたか?
「キャプテンか副キャプテンのどちらかには選ばれると思っていたので、以前から意識して声を出してきました。それに小学生の時はキャプテン、中学生の時は副キャプテンをやっていて、みんなを引っ張ることが好きなのかもしれません。昔から集団を動かそうという気持ちはずっとありました」
Q.キャプテンになってから意識していることはありますか?
「今までなら自分の学年だけを考えて声を掛けていましたが、キャプテンになったら1個下の代だけでなく、1年生にも声を掛けないといけません。今までは他の学年まで意識を向けていなかったのですが、自分から声を掛けに行くことによって信頼してもらえると思ったので、まずは2年生から少しずつ声を掛けるようにしました。そのおかげで真剣な声掛けに付いてきてくれる選手が増えていきました」
Q.全ての学年に声を掛ける難しさもある気がします。
「何かを伝える際、2年生に『1年生に伝えておいて』という形が多かったのですが、行き届かない場面が見られました。その部分の意識が低くて、監督に『キャプテンなら他の学年にも関心を持て』と叱られたこともありました。ただ、選手権に向かっていくにつれて少しずつ意識が高くなり、今はだいぶまとまっていると思います」
Q.大変さを感じた瞬間はありますか?
「今シーズンが始まる前に三冠という目標を立てました。新人戦で優勝し、インターハイも絶対に自分たちが優勝するつもりでいたのですが、準決勝で負けてしまい、チームが精神的に崩れた時は難しかったです。ただ、すぐにプリンスリーグが再開しますし、全ての大会が終わったわけではありません。このまま崩れてしまって、選手権まで取れない方が良くないので、どう巻き返そうか意識しました」
Q.どう立て直したのですか?
「チームの雰囲気が落ちている時期に、キャプテンとしてどう動けばチームを立ち直せるかを考え、自分が練習から人一倍声を出したり、周りに声を掛けていくことが必要かと思いました」
Q.やっていて良かったと思える瞬間はありますか?
「試合で勝って、応援してくれるみんなに挨拶しに行った時はやっていて良かったと思えます。自分が一言喋って挨拶をするのですが、『よく頑張ったな』と言ってくれる人がたくさんいて、本当にやってきて良かった、これからもっと頑張ろうと思えます」
Q.最後に選手権への意気込みをお願いします。
「全国での目標は日本一ですが、一戦必勝という県予選時のテーマは変えず、目の前の相手にしっかり自分たちの全てをぶつけたいです。目の前の一つひとつに拘って戦った結果、最終的に日本一にたどり着けたらと思っています」

【神戸弘陵】『みんなを引っ張ることが好きなのかも』今井凛太朗が語る強豪チームをまとめる苦労と気概【キャプテン】
ゆるネタ2025.11.21


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