2025年33校目は、高知県の強豪・高知高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの前田悠惺選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!
前田 悠惺
■ポジション:DF
■学年:3年
■身長/体重:169cm/63kg
■前所属チーム:高知中学(高知)
■見てほしいプレー:攻撃参加、1対1の競り合い、クロス精度
Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「高知中学時代もキャプテンをやっていたのですが、県予選の準決勝で敗れ全国大会に出ることができませんでした。悔しい想いをしたので、高校では自分たちの代で全国大会に行きたいと思い、新チームになったタイミングで立候補しました」
Q.自分はキャプテン向きの性格だったと思っていましたか?
「元々は前に出て喋るタイプではありませんでした。ただ、昨年のキャプテンだった市原大羅くんの姿を間近で見ることができて、とても勉強になりました。大羅くんはチームを引っ張る圧倒的な力を持っていて、誰よりも声を出して、誰よりも走っていて、常にお手本になる選手でした」
Q.キャプテンになってから意識していることはありますか?
「自分もみんなのお手本になろうと思って、ピッチ内外でそこを意識しています。学校生活ではサッカー部がお手本となれる行動ができるよう率先して動いています。また、サッカーでも朝練では一番早くグラウンドに顔を出し、練習後は少しでも長く自主練をして誰よりも遅く帰ろうと心がけています」
Q.やっていて大変さを感じる瞬間はありますか?
「インターハイで負けた時に、自分が感じた悔しさと周りの選手が感じた悔しさに温度感の違いを感じ、チームがバラバラになっている気がしました。自分が『もっとやろうぜ!』と声を掛けた時に、みんなが乗ってくれなくて、凄く悩みました。みんなの意識が日本一というベクトルに向いていませんでした。その時期は監督や仲間を頼りながら、もっと意識高くやっていこうと模索していました」
Q.どのようにチームを良くしようとしたのでしょうか?
「まずは3年生を集めて話をした上で、1、2年生にも『しっかり付いてきてほしい』と伝え、コミュニケーションの機会を増やしました。そこからは、『チームでやろう!』となった時に、一体感が生まれ、自分たちが求めている質の高さでプレーできています」
Q.やっていて良かったと思える瞬間はありますか?
「大事な試合で勝てた時は、チームとしてやってきたことが間違っていなかったと感じることができ、キャプテンをやっていて良かったと思えます。特にプリンスリーグ第13節の大手前高松戦は、今までで一番内容が良かったです。チームとして良い雰囲気で、集中力を高く保てた結果、2-0で勝つことができました」
Q.昨年は選手権に出場しました。
「昨年は後半から出ることが多かったのですが、昨年対戦した静岡学園さんはテクニックだけでなく守備の強度や切り替えの速さが自分たちよりも上でした。ああいうチームが全国を獲るんだと改めて感じ、この基準でプレーしなければいけないと思わされました」
Q.最後に、選手権への意気込みをお願いします。
「今年はインターハイに出ることができず、その悔しさはどこのチームよりも負けていません。しっかり自分がチームをまとめて県予選を勝ち切りたいです。そして全国大会では日本一になれるように頑張ります」
【高知】『温度感の違いに凄く悩んだ』チームを牽引する前田悠惺が模索したキャプテンとしての姿【キャプテン】
ゆるネタ2025.10.07