2025年26校目は、絶対王者・青森山田高校を破り、初のインターハイ出場を決めた八戸学院野辺地西高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの藤田律選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!

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藤田 律
■ポジション:FW
■学年:3年
■身長/体重:174cm/70kg
■前所属チーム:八戸FC(青森)
■見てほしいプレー:前線で身体を張ったプレー


Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「入学前に何人かの同級生と練習参加した際、三上晃監督に『キャプテンを決めて』と言われ、自分が立候補しました。そこから学年のキャプテンをやってきたのですが、3年生になるタイミングで正式にチームキャプテンに選ばれました」

Q.なぜ立候補したのでしょうか?
「中学3年生の夏に練習参加した際、三上監督に『どうしても来てほしい』と言ってもらいました。最初は県外の高校に行こうと思っていたのですが、そこから会う度に声を掛けてもらえて、三上監督の熱い想いを受け取り、全国に連れていきたいと思うようになりました。青森山田さんを倒して全国に行きたい、という気持ちは誰よりも強く持っていて、そのために自分がチームを引っ張っていこうと思っていたので立候補しました」

Q.キャプテンになってから意識していることはありますか?
「1、2年生の時は自分の上にキャプテンがいて、『チームを良くするためにお前の学年を頼む』と言われていました。自分たちの学年をまとめることが役割でしたが、今は先輩に言われてきたことを自分が言わなければいけません。自分の学年をまとめつつ、他の学年の日常を気にするようになりました。3学年全体のキャプテンとして、自分が言えることは学年問わず言ってきたつもりです」

Q.先輩のキャプテンから学ぶことも多かったのではないでしょうか。
「昨年、キャプテンをやっていた堀田一希さんからはたくさん学ばせてもらいました。堀田さんは声ではなく背中で引っ張るタイプで、自分とは真逆でした。自分は自分の色というか、性格に合ったやり方で引っ張っていこうと思いましたが、堀田さんの良さも身に付けないといけません。堀田さんは信頼できるプレーをしていたから背中で引っ張れていたので、自分も声で引っ張りながら背中で見せられるようになりたいです」

Q.今年のチームは新人戦の頃と比べると大きく成長したように感じます。
「県リーグでは自分たちより格上のチームはいないので、自分たちでレベルを引き上げないといけません。それでも相手にシュートを1本も打たせないなど、突き詰めていくことで成長できます。そうした意識を一人ひとりが持てるようになってきたのが、高校総体での結果に繋がったのかなと思います」

Q.キャプテンをやっていて良かったと思う瞬間はありますか?
「僕だけに限らないのですが、辛い時期が長かったです。でも、諦めずに目標に向かって頑張り続けることができたのは良かったです。16人の3年生で全国大会にたどり着けたのは本当に嬉しいです」

Q.最後に全国への意気込みをお願いします。
「全力で相手にぶつかっていくだけです。残りわずかな期間で、今できる最大の準備をしたいです。急に上手くなる、急に強くなることはないので、できることを一つひとつしっかり忠実にやっていき、自分たちにベクトルを向けて一つひとつ強度を上げて頑張っていきます」

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