2025年32校目は、昨年の高円宮U18プレミアリーグの王者で、全国屈指の強豪・熊本県立大津高校!
取材に協力してくれたのはキャプテンの福島京次選手。キャプテンになった経緯や現在のチーム状況を語ってもらいました!
福島 京次
■ポジション:MF
■学年:3年
■身長/体重:173cm/64kg
■前所属チーム:ロアッソ熊本ジュニアユース(熊本)
■見てほしいプレー:ゲームメークと得点
Q.キャプテンになった経緯を教えてください。
「去年の後期はプリンスリーグ(Bチーム)でキャプテンをやらせていただきました。同学年では、(村上)慶だけがずっとAチームで試合に出ていましたが、平岡先生と山城先生が僕をキャプテンを指名してくださいました。プリンスリーグとはいえ、キャプテンを経験していたのが大きいのかなと思っています」
Q.なるだろうとは思っていたのでしょうか?
「昨年のキャプテンだった(五嶋)夏生さんや(山下)景司さんからは『お前じゃないの?』と言われていたので、覚悟はしていました。小中学生の頃もリーダー的な感じでやっていたのですが、いざ大津のキャプテンをやってみると、今までやってきた経験が活かせなくて、足りないことだらけだと気付かされました」
Q.やっていて何が大変ですか?
「まず、これまでとは人数が違うことですね。一人ひとりの表情や最近の生活、プレーを見て、変化に気付いて声をかけなければいけません。その部分をよく指摘されます」
Q.なってから意識していることを教えてください。
「練習で山城先生が意図していること、やりたいことを自分がしっかり感じ取って、みんなにいち早く届けようと思っています。学校生活でもサッカー部全体が他の生徒の模範にならないといけません。そのためには、僕を含めたAチームの全員が率先して高いレベルで取り組もうと意識しています。プレミアのメンバーがやっているのだから、俺らもやらなければいけないと、周りのメンバーにも刺激を与えたい意図があります」
Q.自分だけでなく、他の選手も意識しなければいけないのは大変そうです。
「自分だけではダメで、周りも巻き込まないといけません。よく言われるのは、『周りが盛り上がっている時は、自分は一番冷静でいなければいけなく、逆に暗い時は自分が盛り上げないといけない』ということです」
Q.昨年は五嶋夏生選手、一昨年は碇明日麻選手と、すごいキャプテンを見てきました。
「明日麻さんは学校生活含めて、全てが一生懸命でした。夏生さんはピッチで凄さを感じる一方、普段はいつもニコニコしていました。ただ、ちゃんとメリハリを付けていて、言うべき時は言う人でした。普段は優しくても、サッカーになるとマッチアップしたくないと思うほどプレーの迫力がありました」
Q.選手権に向けて、『突っ走る』というテーマを掲げていますね。
「インターハイでは負けたので、選手権優勝まで突っ走るんだ、というテーマを山城先生が掲げてくれました。決勝で負けたまま留まっていてはいけないし、また更にレベルアップしていかないといけないという意味だと捉えています」
Q.最後に選手権への意気込みをお願いします。
「全国制覇が目標ですが、インターハイのように簡単にはいかないと思っています。昨年のインターハイでベスト4だったチームのうち3つが予選で負けて、米子北しか全国大会に出られませんでした。それに、先輩方がインターハイで準優勝した年は選手権出場を逃しています。全国に戻ってからが本番だと思っているので、まずは予選をしっかり勝ち上がれるよう頑張っていきます」
【大津】『選手権優勝まで突っ走る』初の選手権制覇へ。チームのために福島京次がキャプテンとして意識していることとは【キャプテン】
ゆるネタ2025.09.30